ビデオクリップの作り方
2 映像を取り込む
3/8 次のページへ


2.1 機器の準備をする

撮影済みのミニDVテープが入ったデジタルビデオカメラから,映像をコンピュータのハードディスクに取り込むために,必要な機器を準備します。

【必要な機器を準備する】

デジタルビデオカメラ

DVカメラ

コンピュータ
IEEE1394(DV端子)に対応しているコンピュータが必要です。対応していない場合,IEEE1394カードを取りつける必要があります。

DV端子のあるパソコン

補足 IEEE1394カードとは?

【IEEE1394の接続口のないコンピュータに,デジタルビデオカメラを接続するために必要な機器です。デスクトップコンピュータの場合は,本体の拡張スロットに挿入する拡張カード型を選びます。ノート型コンピュータの場合は,PCカード型を選びます。】

IEEE1394ケーブル
コンピュータのIEEE(DV端子)の接続口は,4ピンまたは6ピンです。ピンの数にあったIEEE1394ケーブルを用意します。

IEEE1394ケーブル


【機器を接続する】

デジタルビデオカメラをIEEE1394ケーブルでコンピュータに接続します。デジタルビデオカメラは,録画モードではなく再生モードにしておきます。

機器の接続のしかた


2.2 映像を取り込む

デジタルビデオカメラとコンピュータを接続したら,ビデオ編集ソフトを起動して映像を取り込みます。取り込むとムービーファイルが作成され,コンピュータで映像を編集できるようになります。
手順を確認しながら,作業の流れを見てみましょう。


手順
  1. ビデオ編集ソフトを起動します。
  2. [ファイル]メニューの中にある[ビデオの取り込み]をクリックします。
  3. 取り込む映像にファイル名をつけ,保存する場所を決めます。
  4. 取り込む映像の品質と,取り込み方法を確認します。
  5. デジタルビデオカメラで撮影済みのミニDVテープが再生され,同時に取り込みが始まります。
  6. 取り込んだ映像は,ムービーファイルとしてコンピュータに保存されます。
取り込みには多くの手順が必要ですが,一度覚えてしまえば簡単です。手順を確認しながら,ゆっくり操作してみましょう。

補足 ビデオテープ全体ではなく,必要な部分だけを選んで取り込むには?

ビデオテープの必要な部分だけを,以下の手順で手動で取り込むことができます。
1 [ビデオの取り込み]ウィザードの「取り込み方法」で,[テープの一部を手動で取り込む]をクリックし,[次へ]ボタンをクリックします。
2 「DVカメラの制御」の各ボタンを使って,デジタルビデオカメラを操作することができます。取り込む箇所を探して,[取り込みの開始]ボタンをクリックすると,ビデオテープが自動的に再生され,取り込みが始まります。
3 取り込みを中断するところで[取り込みの停止]ボタンをクリックします。
4 取り込みが終わったら[完了]ボタンをクリックします。
取り込んだ映像は,指定した場所に指定したファイル名でムービーファイルとして保存され,「コレクション」領域に表示されます。

補足 ビデオ映像は大容量

ハードディスクの容量:ムービーファイルはサイズが非常に大きいので,コンピュータでビデオ編集を行うためには大容量のハードディスクが必要です。目安として,1時間のビデオを編集するのに40GB程度の空き容量が必要です。

ポイント

ポイント 編集後にムービーファイルをミニDVテープに書き出す場合は,取り込むときに映像の品質をデジタルデバイス形式(DV-AVI)]にしておきます。

▲このページの先頭へ

 
前のページへ 3/8 次のページへ
閉じる
Copyright:2003-2009 Ministry of Education,Culture,Sports,Science and Technology