ビデオクリップからビデオテープを作る
2 ビデオテープに書き出す
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2.1 書き出しの手順

機器を接続したら,編集した映像をビデオ編集ソフトで書き出し,VHSビデオデッキで録画します。
デジタル機器と異なり,VHSビデオデッキは,コンピュータから操作することができません。録画するときには,自分でビデオデッキの録画ボタンを押します。

【書き出し前の準備】

ビデオデッキにVHSビデオテープを入れ,入力切替を「外部」にしておきます。

DVコンバータの切替スイッチを「DIGITAL IN」にします。

ビデオ編集ソフトを起動して,書き出す映像を「タイムライン」に表示します。


【書き出しの手順】

手順を確認しながら,作業の流れを見てみましょう。


手順

1 [ファイル]メニューの中にある[ムービーファイルの保存]をクリックします。

2 ムービーの保存場所に[DVカメラ]を指定します。

3 書き出しが始まったら,ビデオデッキの録画ボタンを押して録画します。

4 書き出しが終了したら,ビデオデッキの停止ボタンを押します。

5 ビデオ編集ソフトの[完了]ボタンをクリックします。

ポイント

ポイント 録画したVHSテープの始めには無録画部分ができます。これは再生と録画のタイミングのずれによってできるものなので,心配することはありません。

補足 書き出す場所に「DVカメラ」を指定するのはなぜ?

ビデオ編集ソフトで単に映像を再生しただけでは,VHSテープに録画することはできません。ビデオ編集ソフトが,どの機器に映像を出力するかを指定する必要があります。

ビデオデッキに書き出す場合は,間に接続したDVコンバータが出力先の機器になりますが,例示したビデオ編集ソフトでは,外部の機器への書き出しを「DVカメラに保存」のモードからしかできません。そこで,実際はDVカメラに書き出すわけではなくても,このモードを選びます。

補足 録画したテープの始めに無録画部分ができるのはなぜ?

例示したビデオ編集ソフトは,まず,テープに録画できる状態のムービーファイルを作成してから,再生を始めます。ファイルの作成から再生へ切り替わるタイミングは,画面上に表示されないため,書き出しの画面が始まると同時に,ビデオデッキの録画ボタンを押します。そのため,実際の再生が始まるまでが無録画状態になるのです。

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