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●高床式の家(カンポンハウス) |
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●伝統的なマレーの家は,基本的に木造建築です。屋根はかわらやかやでふかれています。さくや手すりは木製の彫刻がほどこされています。高床式の床で,風通しがよくすずしく,湿気や大雨,自然の外敵からも守られています。床も板ばりなので水を流して掃除をするのも簡単です。家への出入り口である階段を上ると,そこにはベランダがあり,そこから室内に入ります。居間や応接室,台所,シャワールームは,とくに大きくとってあります。台所には,大きななべや釜,たくさんの食器があります。これは,村での冠婚葬祭は各自の家でおこなわれるため,たくさんの人達が一度に集まる機会があるからです。庭も広く,牛や鶏をかい,椰子の木でかこまれた家は,縁地帯や田園の大自然の中にとけこんでいて,とてものどかです。大家族で住んでいますが,日本と同様都会にでる若者が多く,老人が多くのこっています。 |
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