天然ゴム
マレーシアの全耕地面積の3割がゴム園です。ゴムは,植民地時代,イギリスが南米から移植してプランテーション事業をはじめたのが最初で,国の重要な産業となっています。とくに半島マレーシアの西海岸ぞいにゴム園が集中しています。しかし,エステートとよばれる大規模ゴム園では収入のよいパームヤシ栽培への転換が進み,ゴム園は減少してきています。1990年代に入り,栽培地面積のトップの座はゴムからパームヤシにかわりました。しかし,現在もマレーシアはたくさんの天然ゴムを生産し,輸出もさかんにおこなっています。