デジタルカメラの上手な撮影法
4.フラッシュの強制発光
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逆光の写真
太陽の下の明るい場所や,日陰や屋内の暗い場所でもデジタルカメラが明るさを自動調整して,きれいな写真を撮影することができます。また光が極端に少ない場所での撮影では,自動的にフラッシュ撮影を行ってくれます。
しかし,基本的にデジタルカメラの明るさ調整は,写真全体の明るさを元に行われています。そのため,左のような「逆光(背景が明る過ぎるため被写体が暗くなる現象)」では,被写体が暗くなるのに,背景が明るいので,自動ではフラッシュを発光してくれません。このような場合,フラッシュを強制的に発光させることで,きれいな写真を撮ることができます。

4.1 フラッシュの設定を変更する

・強制発光の設定
  (27秒)
高画質

低画質

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強制発光後の写真
手順
  • デジタルカメラの[フラッシュボタン]を押す
  • 強制発光マークが表示されるまで,[フラッシュボタン]を押す
  • シャッターボタンを半押しピントを合わせ,全押しして,写真を撮影する
  フラッシュの強制発光の手順をビデオで見てみましょう。

デジタルカメラのフラッシュを強制発光させる方法や液晶画面上でのフラッシュのマークはメーカによって異なりますので,詳しくは各デジタルカメラの説明書を確認してください。

近距離の被写体に対する明るさの補正としては,非常に有効なフラッシュの強制発光ですが,たとえば,集合写真のように被写体との距離が離れているような場合は,フラッシュの光が被写体に届いていないにも関わらず,デジタルカメラでは「フラッシュを発光させているのだから明るいはずだ」と,誤った明るさで調整してしまうことがありますので注意しましょう。

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4.2 フラッシュの設定を元に戻す

フラッシュの設定は,デジタルカメラの機種によっては電源をオフにしても元には戻らないものあります。強制発光を行ったあとは,必ず設定を元に戻すようにしましょう。

・設定を元に戻す
  (17秒)
高画質

低画質
手順
  • デジタルカメラの[フラッシュボタン]を押す
  • 液晶画面上にフラッシュのマークを確認し,通常のモード(オート発光)になるまで[フラッシュボタン]を押す
  フラッシュの強制発光を解除する手順についてビデオで見てみましょう。

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これでデジタルカメラを上手に撮影する方法は終了です。うまく使いこなして授業に役立ててください。


次ページで覚えたことを確認しましょう。
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