デジタルビデオカメラでの上手な撮影法
4.音の重要性
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デジタルビデオカメラでは,映像だけでなく音も撮影(録音)されます。音も映像と同様に大変重要な要素ですので,しっかりと学習しましょう。

4.1 内蔵マイクと外部マイク

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内蔵マイク
デジタルビデオカメラにはマイクが内蔵されています。内蔵マイクはデジタルビデオカメラの周辺の音を録音しますので,撮影した映像の雰囲気を見ている人によりリアルに伝えてくれます。このように内蔵マイクは周辺の「周りの環境音」を収録するのに適しています。

・内蔵マイクでのインタビュー
  (13秒)
高画質

低画質
では,左のビデオクリップを見てください。これは内蔵マイクでインタビューをしたものです。内蔵マイクの特性である「周りの環境音」がよく録音されているため,インタビューに答えている人の声が聞き取りにくくなっています。

・外部マイクでのインタビュー
  (13秒)
高画質

低画質
次に,左のビデオクリップを見てください。これは,デジタルビデオカメラの内蔵マイクを使わないで,別のマイクを接続して撮影したものです。インタビューの声だけが鮮明に録音されています。

このように,内蔵マイクは撮影場所の雰囲気を伝えるのに適しており,外部マイクは特定の音だけを伝えるのに適しています。用途によって正しく使い分けることが重要です。

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4.2 外部マイクのつなぎ方

・外部マイクのつなぎ方
  (37秒)
高画質

低画質
手順
  • 取り付けられるマイク(プラグインパワータイプ)の確認
  • デジタルビデオカメラのマイク端子に接続する


マイクにも様々な種類がありますので,用途に応じて使い分けるようにしましょう。

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ハンドマイク


【ハンドマイク】
ポイント 丈夫でオールマイティなため,様々な用途に用いやすい
   
ポイント 常に手で持っている必要がある

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ピンマイク
【ピンマイク】
ポイント 近くの音を明瞭に録音することができる
   
ポイント 両手が自由になるため,出演者が動きやすい
   
ポイント 遠くの音をとることには適していない

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ガンマイク
【ガンマイク】
ポイント 特定の方向の音だけを明瞭に録音することができる
   
ポイント 指向性が強いため,マイクの方向がずれると録音されない

目的に応じて,マイクをうまく使い分けて撮影しましょう。

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これでデジタルビデオカメラを上手に撮影する方法は終了です。うまく使いこなして授業に役立ててください。


次ページで覚えたことを確認しましょう。
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