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ITを活用した観察,実験
a.デジタルカメラの利用
野外観察でデジタルカメラを利用すれば,生物や岩石・化石などの採取を必要最低限にとどめ,自然にできるだけ手を加えずに記録を残すことができます。
また,理科室で観察,実験を行うときも,デジタルカメラを利用し記録すれば,結果を考察するときの資料とすることができます。
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b.データベースの利用
観察,実験記録などをデータベースとして蓄積することで,それぞれのデータを比較したり,考察したりすることができます。
また,生物の観察記録や岩石・化石などの分類整理に,電子的な図鑑を利用することができます。電子的な図鑑には,市販されているもの,インターネット上に公開され利用できるものがあります。
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c.コンピュータによる計測・制御
生徒による観測や実験を補うために,コンピュータによる計測・制御を利用することができます。
例えば,天気の学習で,長期にわたる観測記録が必要となったとき,電子百葉箱(注1)のように気象データを自動的にコンピュータに記録できる装置を使います。このような装置を利用することで,生徒が観測できない日や時間帯を補い,検証のために必要な気象データを得ることができます。
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d.データの集計・処理
観察,実験のデータ量が多い場合や考察などほかの学習活動に多くの時間をかけたい場合には,表計算ソフトを利用して,短時間でデータを集計・処理したり,グラフを作成したりすることができます。
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