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コンピュータを活用した地図の入手
地理の学習においては,地図の活用がかかせません。そこで,必要な地図を入手する一つの方法としてITが活用できます。
身近な地域や日本の諸地域を学習する際に活用する地図として,国土交通省国土地理院発行の地形図があります。国土交通省国土地理院のWebサイトに,地形図やそのほかの地図に関する情報が豊富に提供されています。また,国土地理院では,地形図の情報をコンピュータで扱える数値地図を発行しています。
そのほかにも,インターネットを使い,道路地図や住宅地図,観光案内図などの地図情報を収集することができます。
また,インターネットなどから得られた白地図を用いて,データを記載したり色を塗り替えたりすることが容易にできるようになります。 |
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調査方法を工夫するためのIT活用
野外観察や地域調査にITを活用することで,より多様な調査方法,表現方法に取り組むことができます。 |
a.デジタルカメラの活用
野外観察で地域の特色を示す景観をデジタルカメラで記録します。撮影した画像はプロジェクタやディスプレイに接続して容易に提示することができます。また,調査結果をワープロソフトを活用してレポートにまとめる際,デジタルカメラの画像を貼り付けることもできます。
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b.電子メールの活用
聞き取り調査の方法の一つとして,情報通信ネットワークを活用して,相手先に電子メールを送り,聞き取り調査を行うことができます。
c.データベース型ソフトを活用した統計処理
収集したデータが多い場合,コンピュータを活用して統計を処理し,グラフや表を作成する作業を効率的に行うことができます。 |
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課題を調べるための情報源としてのIT活用
地理の学習においては,課題を調べるために統計資料や文献資料など様々な資料を活用しています。新しい資料,生徒の課題に応じた多様な種類の資料を提供するための方法としてITが活用できます。
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