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b.「生活」に生きる実践力の育成
社会の変化に素早く対応できる主体的な能力やよりよい生活を工夫し創造する実践的な態度を育成するために,生徒自らが生活に関心をもって課題を見いだし,解決を図る問題解決的な学習活動を充実させることが大切です。
生活を見つめるための導入として,課題提示や問題提起になりうるデジタル映像を記録しておき,生徒の実態,社会の問題などに適時性をもった題材提示ができるようプレゼンテーションを作成しておくことで,時宜に適した課題を容易に発見させることが可能となり,より生活に密着した問題解決的な学習の展開が図れます。生徒の生活に即した学習を行うことは「生活」に生きる力を育成することになります。
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課題提示用プレゼンテーション |
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c.学習成果の共有化
問題解決的な学習におけるデジタルポートフォリオ(注1)の作成は,個人の学習成果として生かせる上に,学習成果の共有化を可能にします。優れた作品や資料を蓄積・収集することは,よりよい学習成果につながっていきます。 |
(1) |
家庭生活において,情報通信ネットワークが生活情報源として広く利用されている現状を踏まえ,生活に必要な情報を収集,判断,処理する能力を育成するとともに,著作権やプライバシーへの配慮をし,正しく情報を発信できる能力を育成することが重要です。
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(2) |
生活に関わることを学習するので,個人情報の取扱いに十分配慮することが重要です。
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(3) |
問題解決的な学習におけるデジタルコンテンツの利用は,生徒の思考の機会を奪わないように配慮することが大切です。 |
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(注1) |
デジタルポートフォリオ:ある一定の領域における児童生徒の努力・進歩あるいは目標達成に至る児童生徒の学習に関する内容をデジタル化して集積したもの。 |
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