授業におけるIT活用法
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 中学・高等学校 社会(公民)
効果的なIT活用法

 インターネットの特徴として時間的・距離的な制約の影響を少なくすることができるといわれています。インターネットを学習に利用することで,生徒の作業的・体験的な学習の機会を増やすことが可能となります。

(1)  「ホットな情報はインターネットで −速い情報伝達−」
 社会や経済の問題や情勢が公民の学習にとって,大変重要なことです。インターネットの活用により,世界中で起きている出来事をリアルタイムで知ることができるようになります。

 例えば,2000年12月に行われたアメリカ合衆国大統領選挙では,インターネットの効果が注目され,支持率の統計情報や電子投票の投票状況など様々な情報が流されました。その結果,ニュースや新聞などの報道よりもかなり速く情報を得ることができました。 インターネットで大統領選のニュースを見ている生徒たち

(2)  「興味関心を高めるマルチメディア資料 −多様な資料の収集−」
 インターネットは,情報の宝庫といわれており,世界各地の様々な情報を比較的簡単に入手することができます。
 さらに,ほとんどの場合,それらの資料は,テキスト,写真などの静止画,ビデオ映像などの動画,言葉や楽曲などの音声などで構成されているため,ビジュアルな資料を得ることができます。
 例えば,右は衆議院のWebページ(注1)ですが,インターネットを利用した審議中継を行っています。いつでもどこからでも審議を見ることができます。
 また,これとは別に参議院でも,インターネットでの審議中継だけでなく,生徒にわかりやすく説明するためのWebサイト(注2)を開設しています。
 このように,教科書や資料集だけでは表現できない,マルチメディア資料を活用することが可能となります。
資料画像1
http://www.shugiintv.go.jp/

(注1) Webページ:インターネット上で公開されている文書。文書中に埋め込まれた画像や音声,動画などから構成されます。
(注2) Webサイト:Webページのまとまりのこと。また,Webページが置かれている場所のことを意味します。Webサイトの入り口である本の表紙や目次に当たるトップページをホームページといいます。
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