授業におけるIT活用法
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 中学・高等学校 社会(歴史的分野)
効果的なIT活用法

(1)  ITによる必要な情報収集
 調べ学習などで,教科書・副教材にない情報が必要なときには,ITを活用することにより,様々な情報を入手することが可能になります。インターネット検索を上手に行うことにより,信頼性の高い良質な情報を入手することができます。
a.博物館・官公庁・マスコミのWebサイト(注1)へのアクセス
 調べたい歴史的事象についての資料・データは,教科書・副教材では限りがあります。そこで,博物館,官公庁,マスコミのWebサイトにアクセスし,必要な資料,データなどを入手します。これらはいわゆる1次資料ですので資料的価値は高く,加工された資料に比べれば信頼度も高いといえます。場合によっては電子メールを活用して,質問することも可能です。また,県によってはほとんどの郷土博物館の展示物が電子化され,リンクで結ばれていますので,地域学習を行う場合には活用することが望まれます。 博物館・官公庁・マスコミなどと生徒のコンピュータがインターネットでつながっている様子
b.ソフトウェア・コンテンツからの情報入手
 様々なソフトウェア・コンテンツから情報を入手することにより,ITの効果は高まります。
 例えば,百科事典のソフトウェアにアクセスすれば,図書館へ行かなくとも調べたい情報を入手することができます。また,様々なコンテンツから,特定地域の歴史を学習することができます(修学旅行の事前・事後学習としても利用可能です)。

(2)  Webページ(注2)の活用による情報の発信
 調べ学習の成果(歴史新聞の作成など)をWebページにしてインターネット上に発表し,主体的に情報を発信することにより新たな授業展開を図ることが可能になります。

(注1) Webサイト:Webページのまとまりのこと。また,Webページが置かれている場所のことを意味します。Webサイトの入り口である本の表紙や目次に当たるトップページをホームページといいます。
(注2) Webページ:インターネット上で公開されている文書。文書中に埋め込まれた画像や音声,動画などから構成されます。
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