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ITによる情報交換 |
生徒が行ったことのない国・地域の歴史,文化,風土などを学ばせようとするときには,該当地域の学校との交流により必要な情報を入手することができます。
交流による情報の交換は,異なる地域の文化や生活などに関心をもたせ生徒に新たな刺激をもたらすとともに,リアルタイムな情報をお互いに入手することができ,それが新たな学習テーマにもなりえます。 |
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a.電子メールによる交流
電子メールを活用して情報交換を行うことにより,リアルタイムに最新情報を相互にもたらすことが可能になります。異文化理解とともに多面的・多角的な思考力,適切に表現する能力や態度の育成も図られます。最近は翻訳ソフトも市販されており,海外との交流もより手軽になりつつあります。
b.メーリングリストの活用
同じ研究テーマで共同研究を行う場合,メーリングリストを通じての交流は,リアルタイムで同時に情報を流すことが可能になります。 |
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ITだけに頼らず,観察・調査・見学・体験などの作業的・体験的な活動を取り入れるように指導計画を工夫することが大切です。
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視点の違いによりものの見方は変わるので,最初から特定の回答を求めるのではなく,複数の回答を認めつつ様々な角度から考察し,公正に判断するなど回答に至るまでの学習の過程を重視することが大切です。
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収集した情報は,選択された後,分析・整理・加工され新たな情報となって発信されます。この一連の作業を通して,情報活用能力を向上させるとともに,情報モラルについても考えさせることとします。
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