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計算能力を養う場面では筆算などを行い,数の性質を調べる場面では電卓を使い,グラフの描き方を習得する場面では手書きで行い,資料の分析の場面では表計算ソフトを使うなど,授業のねらいに応じてIT機器などを利用するようにします。
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コンテンツのよさが生かせるように利用場面を工夫します。例えば,説明的なコンテンツは,思考場面で利用すると知識を注入するだけになりがちですが,まとめや復習の場面では,短時間で学習内容を整理するのに効果があります。
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児童が自分でコンピュータの操作をする場合,ある程度扱い方の学習が必要です。作図ツールや電卓の使用方法など,あらかじめ指導計画に組み入れ,学年に応じたIT機器や教科用ソフトウェアの活用ができるようにしておく必要があります。しかし,児童の操作技術の習得に過剰な時間が見込まれる場合は,教員による提示を中心に授業を構成します。
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ビデオクリップを効果的に提示したり,動かすことのできない図を見て考察するだけでなく,作図ツールで図形を実際に変形してみるなど,従来の指導にITを新たな教材として付加する形で利用していくことが大切です。 |