授業におけるIT活用法
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 小学校 図画工作
効果的なIT活用法

(1)  時を切り取り,時の流れを記録するデジタルカメラ
 身近な自然物を用いて,自然の中で行う材料や場所をもとにした造形活動(造形遊び)の多くは,環境に影響を与えないように元に戻したりするなどの配慮が不可欠です。そのような作品を記録するには,写真やVTRなどが適していますが,その場で映像を確認でき,操作も容易で,低コストであるデジタルカメラが手軽です。
 造形物は,撮影アングルによって,その表情が異なり,動きの中の一瞬を表現した作品や動きに意味がある作品もあります。そのような作品を記録したり,ほかに伝えたりするツールとして,児童でもデジタルカメラの静止画記録や短時間の動画記録の機能は手軽に扱えます。
資料画像1 資料画像2
(2)  多彩な表現を可能にするデジタルカメラ
 デジタルカメラで撮影した画像をコンピュータで加工し,印刷したものをはさみで切り取ってコラージュ(注1)を行うこともできます。手書きの作品をデジタルカメラで撮影し,それに人物などの実物をデジタルカメラで撮影して貼りつけるなど,コンピュータ上で様々な合成を行うことができます。また,プロジェクタで投影した作品に自分が入り,デジタルカメラで撮影することもできます。ITの活用により,作品の幅を広げたり、制作意欲を高めたりすることができます。
  資料画像3

(注1) コラージュ:新聞・布片・針金など絵の具以外のものを様々に組み合わせて画面に貼り付け,特殊な効果を出す現代絵画の一技法。
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