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野中: |
この跳び箱の授業の目標はどこにあるのでしょうか。 |
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石原: |
自分の力にあった跳び箱を跳び、模範演技と比較し、課題がどこにあるのかを調べます。そして自分の課題を克服するための練習方法を選び、課題を解決するということが狙いです。従って高い跳び箱を跳ぶのが目標ではなく、自分に応じた飛び方ができるかということですね。 |
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野中: |
昔は回りで見ている友達が、今はどこがよかったよ、などといっていましたが、このITを使えば跳んだ直後に映像を自分で確認することによって課題が分かるということですね。 |
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石原: |
跳び箱というのは、かなり複雑な動きが一瞬にして行われるんですね。だから子どもたちに自分の課題を見つけなさいといっても難しい。そのアイデアとしてタイムシフトを使っています。 |
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野中: |
この授業は体育館ですよね。体育館にそういう機材を持ち込むのは大変じゃないですか。 |
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石原: |
手間は手間なんですが、それよりもその場で見せることがポイントなので体育館だからこそ使うべきですし、効果も上がります。 |
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野中: |
ビデオで撮って、授業が終わって教室に戻ってみんなで振り返る、ということでななく、それを見ながら繰り返し、それによって技を習得していくということですね。 |
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石原: |
子どもたちに見せる時間があるのであれば、もっと練習させて運動量を確保すべきだと思います。 |