デジタルカメラでわざとわかりにくい写真を撮影する
2.手ぶれの写真を撮る
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手ぶれの写真
手ぶれは,「シャッター速度」が遅いときに起こりやすくなります。「シャッター速度」とは,デジタルカメラが写真を撮影するのに必要な時間で,通常○分の1秒という時間で撮影します。この○の値が大きければ(速度が速い)手ぶれは発生しにくく,値が小さければ(速度が遅い)手ぶれが発生しやすくなります。
デジタルカメラによっては,「シャッター速度」を手動で調整できるものもありますが,ここでは「シャッター速度」が遅くなる撮影条件を再現して,わざと手ぶれの写真を撮る方法について学習します。

2.1 フラッシュ撮影の禁止

デジタルカメラは,撮影環境が暗いときにはフラッシュを自動的に発光して明るく撮影しようとします。しかしフラッシュの発光を強制的に禁止すると,デジタルカメラはシャッター速度が遅くなるよう自動調整します。これは,少ない光をなるべく多くの時間をかけてデジタルカメラに取り込み,写真を明るくしようとする働きからです。

従って,手ぶれを発生しやすくするためには,デジタルカメラのフラッシュ発光を禁止し,暗い場所で撮影する必要があります。

・フラッシュ禁止の操作
  (19秒)
高画質

低画質
手順
  • デジタルカメラの[フラッシュボタン]を押す
  • フラッシュ禁止マークが表示されるまで,[フラッシュボタン]を押す
  フラッシュ発光禁止の手順をビデオで見てみましょう。

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2.2 暗い場所で撮影する

暗い場所で撮影を行います。屋内であれば,カーテンを閉めるなどします。屋外であれば日暮れ時に撮影するのが良いでしょう。ただし,あまり暗過ぎるとデジタルカメラの自動調整の範囲を超えてしまい,撮影できなくなることがありますので,注意が必要です。

・手ぶれの撮影
  (24秒)
高画質

低画質
手順
  • シャッターを「半押し」にする
  • (暗過ぎて)撮影できない状態になっていないか確認する
  • シャッターを「全押し」にする際に,カメラを動かして手ぶれを再現する
  手ぶれの撮影の様子をビデオで見てみましょう。

暗過ぎて撮影できないときは,デジタルカメラ側でその旨の合図があります。どのような合図かはメーカによって異なりますので,詳しくは各デジタルカメラの説明書を確認してください。

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次のページで,明るさがずれた写真の撮り方を学習しましょう。
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