OCRソフトで印刷文書をデータ化
1 OCRソフト
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1.1 OCRソフトの種類

OCRソフトには,市販されている製品とイメージスキャナに付属している製品とがあります。

イメージスキャナに付属している製品の例

機能制限画面

市販されている製品に比べ,イメージスキャナに付属している製品は,多くの場合,機能が制限されている簡易版です。
ここでは,イメージスキャナに付属しているOCRソフトを使って説明します。

ポイント

ポイント OCRソフトの機能を制限なく使いたい場合は,市販されている製品を購入するか,インターネットから手続きをすると,有料で制限を解除することができます。


1.2 取り込みの準備をする

取り込みたい印刷物を用意します。新聞,書籍・雑誌などが取り込めますが,それぞれ文字の大きさや濃度など,原稿の状態が異なっています。取り込みにくいものは,あらかじめ取り込みやすい状態に整えておきましょう。

1 原稿の状態を確かめます。

文字の大きさは8ポイントから16ポイントが適切です。大きな文字の文書は縮小コピーします。

ポイント・書体

一般的にカラー原稿では,色の付いた部分は出にくいので,色文字も取り込みたい場合には,コピーして白黒にしておきます。

カラー原稿→コピー原稿

2 原稿は,正しくセットします。

走査方向に垂直または水平にセットします。一般的には,印刷面を下にします。
イメージスキャナによっては,原稿の端いっぱいまで読み取れないものがあります。その場合には,原稿を縁から約3mm内側に置きます。

置き方

ポイント

ポイント 字画の間が詰まっている書体や,一般的ではない書体はうまく取り込めないことがあります。取り込めそうにない文字は,取り込んでから修正することになります。この手順については後で説明します。


1.3 OCRソフトを起動する

原稿を正しくセットしたら,OCRソフトを起動します。起動の手順を見てみましょう。


手順
  1. [スタート]ボタンをクリックします。
  2. [すべてのプログラム]をポイントし,OCRソフトをクリックして起動します。
  3. 初回起動時には,[その他]をクリックし,表示されるメニューの中にある[スキャナ設定]をクリックします。
  4. [スキャナドライバの選択]で,イメージスキャナのドライバを選択します。

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