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中学校国語

ワープロを活用して要約の学習を効果的に行う
教材文の不要部分を削除しながらの要約,デリートキーだけでできる要約指導

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教材の読み込み

ワープロソフトを起動して,教材テキストを読み込みます。
 
 
 
 
 

▲「作業用ファイル作成の様子」
  ・映像を見る  (1分02秒)
高画質 低画質

作業用ファイルの作成

読み込んだらすぐに名前を変えて一度保存します。
名前を変えて保存したこのファイルが作業用ファイル(要約するために不要部分を削る作業をするファイル)になります。

<ポイント>
★このときクラス名や出席番号,生徒名などをファイル名にさせると便利。
(例 1年1組出席番号12番の田中太郎なら,「1112田中太郎」というファイル名で保存させる)

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再度教材の読み込み

名前を変えて保存した教材テキストを画面に表示したまま,もう一度教材テキストを呼び出します。
すると別のウィンドウが開き,もとのテキストが表示されます。これは,削りすぎてしまったときなどに,文書を復活させるための予備のテキストです。

一部のワープロソフトには,別の窓で呼び出されずに,同じワープロの画面の中で,重なって呼び出すタイプのものがあります。この場合は,前に呼び出していたテキストの画面が新しく呼び出した画面の後ろに隠れますが,どちらの文書を間に出すか切り替える機能があるので,あらかじめ確認しておきましょう。

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▲「1ページに要約」

▲「ポイントの解説と生徒の作業の様子」
  ・映像を見る  (2分06秒)
高画質 低画質

要約の指示

どの程度の長さまで要約するのか,指示をします。
例えば「全文が1ページに納まるまで不要な部分を思い切って削ろう」,あるいは「各段落が3行以内になるように削っていこう」などと指示すると,要約の学習効果が高まります。

要約作業

名前を変えて保存した方のテキスト画面を前に出して,編集作業を始めます。

<ポイント>
★要約の仕方の指導(何を残し,何を削るか)は,教材の特徴に合わせ,通常の国語の授業と同じように指導すればよい。

★全文を要約する場合,段落ごとに削らせて次の段落へ進める形で最後まで一通り作業させ,トータルで1ページ以内に納まるように,さらに削れる段落を探すという進め方が効率がよい。

★場合によっては段落丸ごとを削ってしまうこともありえる。

★デリートで削るだけでなく,文末を多少書き換えたり,複数の文をつなぎ合わせるなどの編集をしてもよいことにすると無理がない。

 
 
 
 
 
 
 

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プリントアウト

規定の長さに要約できたら,保存し,プリントアウトします。
 
 
 

▲「相互評価の様子」
  ・映像を見る  (1分05秒)
高画質 低画質

評価

プリントアウトした要約作品を,生徒同士で見せ合い,相互批評をしたり,参考になるところを話し合って,時間があれば,要約作品を修正します。

文章を要約することは,同時にしっかりと文章を読み込む作業を必要とします。生徒たちは,要約作業を通して,何度も教材文を読み込むことになります。
この後,要約した文章をプリントして読み合うことで,しっかりと読めたか,確かめ合うことができます。
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