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小学校算数

「分数」(4年)
具体的な操作活動を通して算数の基本概念を学ぶ

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教材を使って,分けた大きさの表し方を調べるという課題を提示
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ポイント1 自作の提示資料を活用した効果的な発問

授業冒頭で,本時の学習内容である「分けた大きさの表し方を調べる」ことへと学習意欲を高めるために,「どのような表し方があるのか」について,等分の考え方から「半分」「0.5倍」などの考え方を引き出すための資料を自作しています。
この資料は,すべてを自作したものではなく,必要な部分のみを本からスキャナで読み込んだものです。本をそのまま実物投影機を利用して提示してもよいのですが,場合によっては,児童に考えさせたいことの「答え」がすでに本の中に含まれている場合があります。不必要な情報を削除し,児童が考えることに集中できるような情報のみを残した提示資料を作成することにより,教師の発問を活かすことができます。
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実物提示装置を使って,折り紙のいろいろな2分の1の折り方を表示
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ポイント2 実物投影機を利用した操作の共有化

算数の授業では,新しい内容を学習する際に,しばしば操作的活動を取り入れています。例えば今回の「分けた大きさ」の学習内容では,折り紙を折りながらいろいろな形が2分の1として表記できることを通して,分数の考え方の定着を図っています。
実際の折り方を教室全体で共有するためには「折る過程」を全員が見ることができなければなりません。実物投影機とプロジェクターを利用すれば,手元の操作を拡大して投影することにより,操作自体を全員が見ることが可能となり,より効果的な練り上げの過程を実現することができます。


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スクリーンに水性ペンを使って書き込みながら,全体のまとめ
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ポイント3 黒板の利用方法

携帯型のスクリーンを利用すれば,通常の板書や掲示も利用しながら自然な形での授業を展開することができます。また,スクリーンには,水性ペンを利用して,さまざまな内容を書き込むこともできます。
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