授業におけるIT活用法
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 小学校 理科

(2)  観察や実験を支援するIT活用
 実験や観察を適切かつ安全に行うための知識や技能を児童に身に付けさせるためにITは役に立ちます。また,見通しをもって実験や観察に取り組んだり,観察の結果をまとめたり,実験のデータを収集する際にもITは有効に活用できます。
教員がプロジェクタを使って,コンピュータのビデオクリップでアルコールランプの正しい使い方や上皿天秤の使い方を教えている。 児童がコンピュータで「おもしろ理科実験」からでんぷんの有無を確かめる試薬(ヨウ素液)を調べている。
児童が実験中にセンサーを使って温度を調べている。結果はノート型コンピュータにグラフとなって表示されている。 児童のグループごとにプロジェクタを使って「実験の結果」を発表している。
 例えば,顕微鏡やアルコールランプ,上皿天秤の使い方や,試験管の洗浄の仕方など,実験や観察に関する基本的な知識や技能に関するビデオクリップを必要に応じて視聴させることで,安全かつ適切に実験や観察を行うことができます。また,実験の際に各種センサを利用してデータを収集したり,結果を表やグラフで視覚的に表現する活動を取り入れることも可能です。このような学習によって,児童が見通しをもって実験や観察に取り組むことにもつながります。また,実験や観察の結果をデジタルカメラやコンピュータを使ってレポートにまとめたり,プレゼンテーションにしてみんなの前で発表することでより学習が深まります。

<参考>

NHKデジタル教材 びっくりか
http://www.nhk.or.jp/rika4/

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