授業におけるIT活用法
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 小学校 理科

(4)  ネットワークを利用して共同学習や専門家との交流
 ネットワークを利用することで,異なる地域の様子を理解したり,自分の住んでいる地域との違いに気付くことができます。また,ネットワークでつながった人と人との関係の中で,自分とは異なったものの見方を理解したり,互いに交流し合うことで,多様なものの見方を身に付けることができます。
児童が自分たちで育てているヒマワリの背丈を測ってインターネット上の「全国ヒマワリマップ」に報告している。 児童がインターネット上の「発明工夫コンテスト」に自分の作品をデジタルカメラで撮影して応募している。
ホームページに「私たちの研究発表」という題で,グループで調べたことを発信している。 テレビ会議を使って,水族館の人から魚の生態について話を聞いている。
 例えば,ほかの学校と交流学習を行ったり,科学作品の展覧会やコンテストを共同で開催することで,様々な人の考えや工夫を知ることができます。また,博物館や水族館,科学学習センターなどとネットワークで結んで,学校外の専門家と交流することで,専門的な知識を教えてもらうことも可能です。つまり,人と人とがつながっているネットワークの良さを生かすことで,児童の理科に関する意欲や関心を喚起したり,科学的なものの見方や考え方を身に付けたり,より深い知識を得ることが可能です。

留意点

(1)  情報機器の利用を安易に実験や観察のかわりとしないようにします。実験をしたくなったり,屋外に出たくなるようにITを活用することが大切です。
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