授業におけるIT活用法
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 小学校 体育
(4)  保健指導における効果的なIT活用
 健康なライフスタイルを確立するための保健指導では,社会的な視点から健康や安全を考察するために,ネットワーク上のコンテンツを活用することが有効です。また,ITを活用して,スクールカウンセラーや歯科衛生士などの専門家と学校での保健指導を密接に結びつける取り組みも重要です。
教員が「けがや病気の予防」についてプロジェクタを使って事例を見せながら説明している。 「交通安全」や「病気にかからない工夫」をテーマに児童がWebページで調べて,冊子や模造紙にまとめている。 テレビ会議を使って児童が歯科衛生士の先生に歯の磨き方を教えてもらっている。 「薬物やたばこの害」に関するWebページを調べ,児童がプロジェクタを使ってみんなの前で発表している。
 例えば,健康や安全に関するリンク集を準備して,児童が集めた情報をまとめさせたり,健康で安全な生活を送るための提案を児童自身がプレゼンテーションにまとめて,みんなの前で発表したりするような授業が有効です。また,学校生活での事故の発生場所や発生時間などを統計的に分析することで児童に安全について科学的な見方を身に付けさせることも大切です。テレビ会議を使って,学校外の専門家の方から意見を聞いたり,質問したりするのも,今後は珍しいものではなくなると考えられます。このように情報手段を積極的に活用することは,保健学習の授業改善に役立ちます。

<参考>
財団法人 日本学校保健会
http://www.hokenkai.or.jp/
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