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b.標準マウスの操作ができない場合:
OSのマウスキー機能を使うと,マウスを使えなくてもテンキーでマウスカーソルを動かしたり,クリックなどの操作ができます。そのほか,手でマウスを操作できない人のために頭でマウス操作ができる装置(図2)などが開発されています。
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図2 頭で操作するマウス |
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c.画面が見えにくい場合:
ほとんどのOSには,画面のコントラストや大きさを変更できる機能が組み込まれており,それを調節することで見やすさを改善できます。
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d.画面が全く見えない場合:
スクリーンリーダと呼ばれる画面読み上げソフトウェアが開発されており,キーボード操作のみで画面情報を音声で聞いたり,命令を実行できるようになっています。
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e.読み書きに障害のある場合:
読みに障害のある場合,音声読み上げ機能は自分の読み上げを確認する補助として使われます。書くことに障害のある場合,ワープロソフトが補助手段として利用されます。特に,一文字入力するとその候補を提示してくれる単語予測機能をもつソフトウェアは有効です。また,漢字辞書のレベルを学習段階に応じて変えられるワープロソフトもあります。
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多くの障害のある児童生徒はコンピュータなどの機器があっても,それに対応するATがない場合には,すぐに使えるとは限りません。ATを利用しつつコンピュータなどの機器を利用する練習を重ねる必要があります。これらATについては,「こころWeb」(http://www.kokoroweb.org/)が参考になります。
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