IT授業”実践ナビ 〜授業でITを使ってみませんか〜
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序文〜教科指導におけるIT活用について〜
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 教科指導においてITを活用することにより,従来とは異なる学習方法や学習形態を採ることが可能となるため,同じ学習内容を扱う場合であってもわかりやすい授業を展開することや,これまで授業で扱うことが不可能または困難であった学習内容を容易に教えることが可能となります。
 また,Web検索や電子メールを有効に活用することにより教材研究や授業改善に関する情報の収集・交換が容易になるなど,教員が自ら行う教科指導の設計,実施,改善に関する教員の負担が軽減されるという間接的な効果もあります。
 ひとくちにITといってもIT機器には様々なものがあり,その特性も異なるため,それらの選択や組み合わせ,または,IT機器と視聴覚機器や図書などとの組み合わせにより,その効果も多様です。例えば,CD-ROM図鑑を使って調べる,ドリル型ソフトで基礎的な技能に習熟する,プレゼンテーションソフトを使って発表する,電子メールを使って専門家に問い合わせをする,Web掲示板で他校のクラスと共同学習をするなど,ソフトウェアやネットワークの使い方によって様々な利用方法が考えられます。また,音楽用のキーボード,温度・距離・圧力などのセンサ,などの周辺機器と組み合わせることも可能です。
 このようにITは,教科指導において,各教科の学習目標を達成し,児童生徒の学力を向上させるための優れた実践の道具として活用することができます。
 “IT授業”実践ナビでは,このようなITによる効果を踏まえ,すべての教員がITを活用した教科指導を実践できるよう,各教科ごとにITを活用した指導の内容,方法,事例,留意点を紹介しています。
 なお,学力向上のためにITがいかなる教育効果を発揮し得るかについては,「ITで築く確かな学力」(平成14年8月28日,初等中等教育におけるITの活用の推進に関する検討会議報告書)第I章及び同パンフレットにおいて,より具体的に記述されていますので,そちらの方も十分参考としてください。
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