IT授業”実践ナビ 〜授業でITを使ってみませんか〜
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ITを活用した授業を行うための工夫
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○ほかでは得られないITの効果
 学習内容を定着させたり,次の学習に発展させたりするために,学習成果を記録したり,レポートとしてまとめたりしますが,ITを活用すれば,次のようにより効果的に行うことができます。
(1)  学習成果についてワープロソフトなどでレポートを作成することにより,何度も構成や内容を推敲することができ,論理的な思考力や文章作成能力などを養うことができます。
(2)  表計算ソフトを使えば,資料の計算・分析,グラフの描画など,複雑な作業を簡単に行うことができるため,統計的な見方・考え方を伸ばすことができます。

 【工夫3 いろいろなデータを共有する】
○協同作業の場
 校内LANに接続されているコンピュータのどこからでもファイルの読み出しや,保存ができるように,学級,作業グループ,内容ごとにフォルダを作成しておき,児童生徒が集めたり,作成したりしたファイルをそこに集約し,互いに利用し合うことで,協同作業が可能となります。
 ただし,ほかの人のファイルを不用意に改変してしまったり,削除してしまう可能性があるため,フォルダごとに利用制限を設けたり,バックアップファイルを一人一人が保存したりするなどの工夫が必要です。

○教材の保存・データベース化
 学習内容の理解を助ける素材(インターネットやCD-ROMから収集した画像,デジタルカメラで撮影した写真など),問題解決的な学習に対応する素材(インターネット上のデータ集など),または調べ学習用のWebページを校内サーバに保存することで,いつでも誰でも授業に利用できます。この場合,不用意な素材の改変を防ぐために対策をとるとともに,素材の著作権処理に関しては特に万全を期す必要があります。
 また,このような資料を校内LAN用のWebページに収めることによって,データベース化することもできます。データベース化の作業が難しい場合は,内容別にフォルダに収め,読み取り専用としておくこともできます。
 教材の配布用フォルダについては,教員以外は読み取り専用としておくことで,児童生徒が削除などの失敗を恐れずに利用することができます。
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