Step5_応用事例・参考コンテンツ [高等学校英語]

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学習者の語彙レベルをオンラインで自動判定
生徒の語彙レベルに応じた英文教材作成

■	こんな場面でも使える ● 生徒の語彙レベルに対応した教材編集・作成語彙テストの結果を念頭に置きながら，インターネット上の英文素材を適する語彙レベルに書き換えて，適する教材を作成することができます。その手順を解説します。

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▲検索エンジンを使って検索作業をしている画面

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英文の語彙レベルチェック

語彙レベルチェッカー(Frequency Level Checker)のサイト(

http://language.tiu.ac.jp/flc/)にアクセスします。画面上の指示にしたがって，出力される語彙レベルの色を決めます。

● 語彙レベルチェッカーの表示色について
1000語レベルを黒，2000語レベルを青，専用語レベルを緑，その他のレベルを赤，のように，頻出しやすい語を目立たない色にして，頻度が低い語を目立つ色にしておくと，書き換える必要のある単語を見つけやすくなります。

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▲英文に含まれる単語の語彙レベル別表示結果画面

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■	英文の語彙レベルの判定語彙レベルチェッカーを実行させます。選んだ英文に含まれる単語が，1000語レベル，2000語レベル，専門用語レベル，その他のレベル別に表示されます。

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▲難しい単語を平易な英語で書き換えている画面

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■	英文素材の書き換え生徒の語彙レベルを念頭に置いて，難しいと思われる語について，英英辞典などを使って，平易な英語に書き換えを行います。 ● 英文素材の書き換えについて英英辞書を利用するときには，学習用の平易な英英辞書を利用するとよいでしょう。以下の「参考コンテンツ」のオンライン英英辞典も便利です。また，書き換えた文章を，学校に配置されているALT(Assistant Language Teacher)にチェックしてもらうとよいでしょう。なお，オンライン上の英文素材を書き換えて，生徒に授業で配布する場合，著作権などに配慮することが大切です。

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▲平易な英語で書き換えた教材を授業で使用している場面

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作成した教材の授業での実施

生徒のレベルに合わせてテスト問題の作成にも使えます。

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これが使える！

●単語についての実力テスト
高1，高2，高3で受けさせて，結果を比較すると，生徒個人が学年が進むにつれて語彙力がどのように伸びたかが把握できます。

● リスニング技能とリーディング技能との相関
今回のリスニング版とリーディング版の語彙テストの結果と，英検，TOEIC, TOEFL, IELTS, CELT，Michigan Battery Testなどのリスニング・パートとリーディング・パートの成績の相関関係を調べると，リスニングやリーディングができない原因の何％が語彙に関係しているかを明らかにすることができます。これから，今後語彙レベルをどのくらいまで高めていく必要があるか，という指針が得られます。

● 参考コンテンツ
(1) 任意の英文がどの語彙レベルにあるかを判定するソフトとして，Rangeというものも開発され，以下のサイトからダウンロードできます。使用法などの詳細も書かれています。
Paul Nation

http://www.vuw.ac.nz/lals/staff/paul-nation/nation.aspx

(2) 学習用のオンライン英英辞典として，以下が利用できます。
Word Central's Student Dictionary

http://www.wordcentral.com/
やさしい英語で説明されている学習者向けの英英辞典

(3)インターネットを活用した英語授業・英語教育研究リンク集

http://www.tiu.ac.jp/~yyama/
ここで紹介した語彙レベルチェッカー，NationのRange，オンライン英英辞典をはじめ，英語４技能別の英語学習，国際交流，英語教育研究に有用なサイトのリンク集。

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