授業でITを使ってみよう  
  Top >Menu >インターネットを活用した国際交流学習: Step4 工夫・留意点
高等学校英語

インターネットを活用した国際交流学習
電子メールによる情報・意見発信活動

前のステップへ ステップ1概要 ステップ2授業準備 ステップ3IT活用のポイント ステップ4工夫・留意点
ステップ5応用事例・参考コンテンツ 次のステップへ

交流相手クラスを検索できるサイトePALS
▲交流相手クラスを検索できるサイトePALS

成功のコツ 1 サイトからKey palを探す方法

1) Classroom Exchangeにおける交流校の探し方
海外に姉妹校などがない場合は,あらかじめインターネット上のClassroom Exchange用のサイトなど利用して交流相手校を検索し,交流依頼メールを書きます。交流目的に適した相手校が決定したら,プロジェクトについて,交流目的,テーマ,交流期間,交流結果のフィードバックの方法などについて双方の教員間で綿密な事前打ち合わせを重ねてしっかりとしたプランを立てていくことが大切です。 また交流相手を1校に限らず,数校と行うことでメール交換が途絶えないようにします。

交流相手クラスを検索できるサイト

(1) ePALS Classroom Exchange
http://www.epals.com/

(2) Intercultural E-mail Classroom Connections
http://www.iecc.org/

2) 個人単位での交流を希望する場合
1対1のメール交換を希望する場合は以下のサイトにアクセスし,ふさわしい相手を見つけたら,自分からメールを書いて交流を申し込むようにします。

(1) Kids' Space Connection
http://www.ks-connection.org/

(2) Japan PenFriend
http://www.japan-guide.com/penfriend/index_j.mv

 

▲このページの先頭へ


成功のコツ2 国際交流学習のトピック例

双方の生徒にとって興味がある内容のトピックであることがメール交換を長続きさせるための重要な要素です。相手国の生徒にとって好ましくないテーマがあるとすればどんなものか,前もって可能な範囲で調べておくことも必要です。
テーマの例) 学校生活,住んでいる地域の紹介,身近な文化や習慣(伝統的な文化,年中行事,食文化など),スポーツ,言語,環境問題,その他地球的規模で起こっている諸問題についての意見交換など。
▲このページの先頭へ


成功のコツ 3 英文メールを書くための事前準備と英文法指導

1) 英文メールを書くための事前準備

電子メールを活用した国際交流学習に初めて参加する場合,授業を円滑に進めるための事前準備として(1)電子メールの形式,(2)メールの送受信方法,(3)テーマに沿ってメールを書く際に活用できるUseful expressionsやVocabularyなどについて授業で役立つ補助プリントを作成します。

(1),(2)は授業をスムーズに進めるために,初歩の段階の生徒には必要なものです。(3)は英作文が苦手な生徒でも英語でのコミュニケーションを積極的に行えるようになるための工夫として,大変有効的に活用できるものです。

2) 電子メールの英文法指導

電子メールの交換では,細かい文法ミスにこだわり過ぎず,authenticなコミュニケーションを活発化するために,英語をできるだけ使うように励ますようにします。ただし,生徒同士のみのメール交換に終始してしまうと文法やパラグラフの指導がしにくいので,教師用コンピュータにも送信させ,英文チェックを入れて生徒のところへ返信するといった指導方法を取ることができます。
▲このページの先頭へ


成功のコツ 4 交流のマナーやネチケット(netiquette)の指導

ネチケットとはインターネットを利用する際のエチケットのことです。電子メールは見えない相手とのコミュニケーションとなるため,より一層マナーを守って利用する必要性が生じます。電子メールを用いた交流学習を行う際に,個人情報の取扱いに気をつけるなど基本的なネチケットについて前もって指導しておくことで,生徒自身が自分のメールの発信に責任を持ち,相手の立場を思いやりながら世界の人々と円滑にコミュニケーションを図ることができるようになります。 ネチケットやセキュリティ,著作権などについて以下のサイトから学ぶことができます。

・サイバー・ネチケット・コミック
http://www.disney.co.jp/cybernetiquette/

・インターネットを利用する方のためのメール&マナー集
http://www.iajapan.org/rule/rule4general/
▲このページの先頭へ


成功のコツ 5 他教科の教員やALTとの連携

英語科のみならず他教科の教員とも連携を密にして交流に取り組んでいくことは,交流学習を進めていく上で,学年又は学校全体の理解を得て協力体制を組めるということで大変有効な手段です。また,交流のテーマによっては国語科や社会科でも取り扱う国際理解や異文化理解,歴史認識などの知識を実際の交流に生かすことが可能で,交流をさらに深めることにつながります。
▲このページの先頭へ


成功のコツ 6 様々なメディアの活用

相互理解を深めるためにはメールだけでなく写真やビデオなどのメディアを使っての交流が 効果的です。方法としてはファイルの小さなものについてはメールに添付して送ることが可能ですが,ビデオ作品など大きなものについては双方のコンピュータで見ることができるファイル形式(mpegなど)に変換し,Web上に載せて閲覧するという方法もあります。(別途,ビデオカメラからコンピュータに映像を取り込んで編集するためのソフトが必要です。)
 
▲このページの先頭へ


成功のコツ 7 交流学習は教師主導から生徒主導型へ

交流を始めるまでのプラン作りや相手校の教員との打ち合わせの段階までは主として教員が携わることになりますが,次第に生徒自身がリーダーシップを取り,アイディアを出し合って主体的に交流を進めていく機会を作ってやることで,生徒の側にもやる気が生まれ責任を持ってやろうとする意欲が出て来ます。
▲このページの先頭へ

  戻る 次へ
トップへ メニューへ プラグインに関する情報はこちらへ