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高等学校英語

英文法に興味を持たせるインターネットの自動翻訳サイトの活用法
インターネットの自動翻訳サイトの活用

前のステップへ ステップ1概要 ステップ2授業準備 ステップ3IT活用のポイント
ステップ4工夫・留意点 ステップ5応用事例・参考コンテンツ 次のステップへ

自動翻訳サイトの画面
▲自動翻訳サイトの画面

ポイント1 自動翻訳サイトにアクセス

生徒たちを,2人〜4人1組のグループに分けます。コンピュータの台数などによって,グループ分けの人数は工夫して下さい。グループ分けをしたら,各生徒にWebブラウザを使って,インターネットの翻訳サイトにアクセスさせます。

○自動翻訳サイト→「参考コンテンツ」を参照
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翻訳サイトに文字を入力した画面
▲翻訳サイトに文字を入力した画面

ポイント2 Webブラウザへ文章を入力

各グループにワークシートを配布します。ワークシートには,「今日はあついです」や「一生懸命勉強していますが,志望大学に入れるかどうかはわかりません」というような,短い日本文が3つくらい印刷されています。生徒には,そこに書かれた日本文を入力させます。それぞれの日本文の下には,自動翻訳の過程をメモできるぐらいのある程度のスペースを空けておきます。英訳させる日本文は,生徒の学習段階にあったものを考えます。
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ポイント3 誤訳の過程を調べてワークシートを完成

翻訳結果を見て,英語としておかしな部分を探して生徒にメモをさせます。元の日本語をどのようにすれば正しい翻訳結果になるのかをグループ内で話し合わせます。元の日本語の表現をいろいろと工夫して,どんな日本語を入力すると,どんな英語が表示されるかを試し,その経過をメモしていきます。自然な英語にするにはどのような点に注意して日本語を与えれば良いのかをグループ内で考えます。
 
「今日はあついです。」

(自動翻訳)

「 It is あついです today. 」



「今日は暑いです。」

(自動翻訳)

「 It is hot today. 」


「一生懸命勉強していますが,志望大学に入れるかどうかはわかりません。」
(自動翻訳をおこなう)
Although he is studying hard, it does not know whether put into a wish university.
グループ内で,翻訳された英語のどこがおかしいか,どうしたら正確な英語になるのかを話合わせて,正しい結果を導けそうな日本語を入力させる。途中経過は,メモをとらせる。
「私は,一生懸命勉強していますが,私が志望大学に入れるかどうかは,私にはわかりません。」(主語を明示した日本語に書き直して入力した例)
Although I am studying hard, I do not know whether I put into a wish university.
「私は,一生懸命勉強していますが,私が私の希望する大学の入試に合格できるかどうかは,私にはわかりません。」(志望大学の部分を機械翻訳しやすいように書き直した例)
Although I am studying hard, I do not know whether I can pass the entrance examination of a university which I wish.



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ディスカッションの様子
▲ディスカッションの様子
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ポイント4 クラス全体でディスカッション

クラス全体で気づいた点について発表させ,英語になりやすい日本語の特徴,英語と日本語の違い,機械翻訳の限界などについてディスカッションさせます。グループ毎にワークシートを提出させ,教師は,生徒たちがどんなところでつまづく傾向にあるかなどを検討し,今後の授業方針に役立てます。
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