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>「ぼうグラフと表」: Step3 IT活用のポイント
「ぼうグラフと表」(3年)
シミュレーションソフトを利用した「算数的処理のよさ」を理解する授業
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シュミレーションソフトを使って,学校の前を通る車を正確に測定するという課題を提示
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ポイント1 シミュレーションソフトを利用した課題の理解
授業冒頭で児童の興味・関心を「正確に測定する」という点に向けさせるために,正確に測定することが難しい場面を提示します。具体的には,学校の前を通る車のスピードを,より自然に近いスピード(数えられないくらい早いスピード)で提示します。このように,シミュレーションソフトを活用することにより,より効果的な発問を考えることができます。
ビジネスソフトとは異なり,授業で活用するシミュレーションソフトは,児童が利用するものばかりではなく,教師が利用することによって,より効果的な授業を展開することができます。教師の立場からすれば,このようなソフトを利用することによって,より発問の幅が広がります。
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速度を変えてシュミレーションを提示。測定した結果をワークシートに記入
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ポイント2 測定方法を考える発問の提示とワークシートを使った学習活動
シミュレーションソフトで提示される車の台数をきちんと調べることができそうな方法を考えさせる中で,「正」の字を利用することの意義を理解します。また,何回も演示する中で,車のスピードを調節し,全員の児童が「正」の字を使って記録できるようにします。すでに記録してしまった児童については,確認をするように指示します。
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記入したワークシートをもとに,数値を使ってわかりやすく整理
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ポイント3 台数を数字に直し表にまとめる
表にまとめる段階で,数が少ない項目は「そのた」にまとめるとよいこと,「合計」欄をつくるとよいいこと,ワークシートをあらかじめ気づきやすいように設計しておき,実物提示装置を用いて発表したり,相互に話し合ったりすることで,気づいたことをさらに深めます。
授業のまとめに向けて,表を作成する際に重要な2つの約束(「そのた」と「合計」)を児童が主体的に見つけることができるよう,ワークシートを工夫して準備してあります。ワープロソフトなどでワークシートを作成する際には,立派なものでなくてもよいので,このように,授業の流れに沿って,作業することで何かを発見することができるように考えておくことが重要です。
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児童がまとめたノートを,実物提示装置を使って提示,発表
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ポイント4 黒板・プロジェクターの利用方法
これまでのような情報提示を考える中で,ただ単にコンピュータを利用するだけではなく,通常の板書も利用しながら自然な形での授業を展開していきます。そのためには,携帯型のスクリーンや,コンピュータ,実物提示装置の位置などをあらかじめ考えておくことが効果的です。
プロジェクターはパソコンの画面を提示するだけでなく,通常のビデオ信号も提示することができます。この授業では,実物提示装置を活用し,児童が記入したワークシートを全員が見ながら授業を進めることで,より効果的な授業を進めることができます。
また,必要に応じて板書や掛け図を併用するために,パソコンや実物投影装置を活用する際に,携帯型のスクリーンは非常に有効です。スクリーンを片づけることなく(つまり授業を中断することなく),さまざまな情報提示を行うことができます。
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