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中学校数学

斜面をボールが転がっていく様子をビデオクリップで提示(3年)
現実場面をモデルとして提示し,課題をつかみやすくする

ステップ1概要
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本授業のあらまし
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1.

単元導入時に新しい学習内容への知的な興味・関心を高める授業。

中学校3年生の単元である「二次関数」の導入の授業です。
生徒は関数について,中学校1年次に「比例・反比例」を,中学校2年次に「一次関数」を学習してきています。単元の導入にあたっては,「比例」「1次関数」,いずれでもない関数の存在を理解することで,生徒は,これから学習する内容に対して知的な興味・関心を高めることができます。

2.

現実場面の提示によるわかりやすい課題提示。

新しい関数関係の存在を理解するために,移動時間(x)と移動距離(y)の値を表にし,2つの関係記述を試みます。「事象の中に潜む関係から規則性を見出す」作業を行うわけですが,その際に既習事項である「比例」「1次関数」のモデルをあてはめて規則性を見出そうとしてもうまく行かないことを,主体的に探究する中で理解する必要があります。
この体験をよりリアルに支援するため,授業の冒頭で斜面をボールが転がっていく様子をビデオクリップで提示し,課題をつかみやすくしています。
課題をつかみやすくすることにより,生徒は,授業中の個人の追求活動に集中して取り組むことが可能になります。

学習指導要領との対応
第3学年
内容C 数量関係
(1) 具体的な事象の中から二つの数量を取り出し,それらの変化や対応を調べることを通して,関数 y=axの2乗 について理解するとともに,関数関係を見いだし表現し考察する能力を伸ばす。
事象の中には関数 y=axの2乗 としてとらえられるものがあることを知ること。
関数 y=axの2乗のグラフの特徴と関数のとる値の変化の割合について理解すること。

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