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>「平行と合同」(2年): Step3 IT活用のポイント
「平行と合同」(2年)
旧型コンピュータを活用しながらわかりやすい授業を展開する
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パソコンの画面をテレビに表示して,星形の性質を説明
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ポイント1 既習の図形と新しい図形との関連づけを図る
星形の探究のために,五角形の性質を利用することを手がかりとします。そのため,「五角形を直線で書くと星形になる」という考え方を定着させるために,図形を描画するためのシミュレーションソフトで動的な情報提示を行います。
ここでは,五角形と星形との関連をより分かりやすくする,というワンポイントのためにのみシミュレーションソフトを利用しています。授業そのものをIT機器の活用を中心に組み立てる方法もありますが,旧型のコンピュータを活用し,テレビにシミュレーションソフトを提示しながら,特定の目的のために利用する方法もあってよいと思います。
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個別指導をしながら,シュミレーションソフトの利用を指示
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ポイント2 生徒の個別探究の時間でのパソコンの利用
旧型のパソコンを学習室などに配置している学校も多いと思います。この授業では,机間指導をしている際に,考える手がかりがなかなかつかめない生徒に対しては,学習室後方に配置された複数のパソコンで手がかりが得られるように指示を与えます。それぞれのパソコンでは,課題を解決するために必要なソフトが,フロッピーディスクから起動するようになっています。
また,机間指導を行っている中で,必要に応じてパソコン画面を使いながら個別指導を行います。
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黒板を使って,自分の考えを発表する生徒
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ポイント3 板書を使った多様な考え方の交流
旧型コンピュータをテレビに接続して情報提示を行っているので,高度な情報提示は行うことができません。そのため,個人追求の段階では,あらかじめ準備したワークシートを使って問題解決にあたり,その結果は通常の板書で行っています。プロジェクターではなく学習室に普通に設置されたテレビを利用して情報提示を行っているため,黒板には十分なスペースがあるので,通常の授業の通り,多様な考え方の交流は黒板で十分に行います。このような普通の交流があってこそ,ワンポイントのシミュレーションソフトの活用も生きてきます。
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六角形を直線で描いたらどうなるかという次の課題を提示
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ポイント4 図形のイメージ化を図る効果的な発問
シミュレーションソフトのワンポイントの利用としては,発問をより効果的に行うという目的もあります。板書よりも時間を節約できるばかりでなく,しかも,元となる図形である六角形を直線で描いたらどのような図形になるか,という発問をすることにより,次の発展的な課題へと生徒の興味・関心を高めることができます。
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発展課題を提示
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ポイント5 家庭での取り組みを促す発展的な発問
授業の終わりに,七角形,さらには多角形へと展開できることを,先の発問と同じ形式で投げかけることにより,さらなる学習意欲を喚起し,家庭での取り組みを促します。ここでも,ワンポイントのシミュレーションソフトを利用しています。
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