具体的な実践事例
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  中学校・2年 社会(歴史的分野) 神奈川県相模原市立鵜野森中学校 小川 勇一
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 ■コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 ■個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 ■まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 ■学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT □コンピュータ ■プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
吉野ヶ里遺跡の全景を動画で見せたり,屈葬の様子を映し出すことで,古代の日本に対する生徒の興味をひくこと請け合いである。

単元名
「原始・古代の日本と世界」
学習指導要領との対応:
内容 (2) 古代までの日本
 国家が形成されていく過程のあらましを,東アジアとのかかわり,古墳の広まり,大和朝廷による統一を通して理解させる。その際,当時の人々の信仰,大陸から移住してきた人々の我が国の社会に果たした役割に気付かせる。

指導目標
(1) 日本古代史最大の謎とされる「邪馬台国はどこにあったのか」を考えさせることで,歴史的事象に対する関心を高める。さらに,生徒を「北九州説」側と「大和説」側に分け,それぞれの説に立って様々な資料を活用して歴史的事象を多面的・多角的に考察し公正に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てることを目標とする。
(2) 本時は,『魏志』の「倭人伝」の現代語訳をもとにした「邪馬台国はどこにあったのか?」のプリント(自作)をもとに,プロジェクタから提示された[1]動画「卑弥呼のやかた」,[2]静止画「吉野ヶ里遺跡(弥生時代)」,[3]静止画「黒塚古墳」を用いて,生徒への興味付けを行い,「邪馬台国の場所」を探ることによって,歴史の面白さ(古代史の醍醐味)を感じさせることをねらいとする。

指導計画
 (本時は全4時間中の第2時間目)
(1) 邪馬台国の女王「卑弥呼のやかた」の復元模型の動画,北九州説側の「吉野ヶ里遺跡(首のない人骨)」の静止画,大和説側の「黒塚古墳(三角縁神獣鏡)」などのコンテンツを提示し,「邪馬台国」への興味を持たせる。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) 学習プリントをもとに,生徒がそれぞれの立場を立証するための資料をインターネットを使って調べる。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(3) 本時のまとめとして,生徒が探し出したそれぞれの説を立証するような遺跡,遺物,文献や生徒自身が考えた推論などを投射している学習プリントに書き込み,次時への意識付けとする。

指導上の留意点
(1) デジタルコンテンツを生徒が再び見ることができるように呼び込み方を提示しておく。
(2) それぞれの説を立証する遺跡,遺物,文献がインターネット上のどこにあるのか,メモさせるようにする。
(3) 調べ学習は,時間を要すことが考えられるため小グループ制を取り入れるが,学習のまとめは生徒一人ひとりに振り返らせるように配慮する。

参考資料
(1) 学習プリント「邪馬台国はどこにあったのか?」(自作)
[1] 『魏志』の倭人伝の現代語訳(抜粋)
[2] 邪馬台国の北九州説と大和説を図解してある地図
(2) コンピュータ教育開発センター(OEC)の素材集
[1] 動画「卑弥呼のやかた」
[2] 静止画「吉野ヶ里遺跡(弥生時代)」
(3) Webページ(http://miyosida.hp.infoseek.co.jp/
 ※「上つ道」-「黒塚古墳」を選択
[1] 静止画「黒塚古墳」

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