具体的な実践事例
小学校 中学校 高校 特別支援教育 活用ポイントで探す オススメ 初心者向け Top
  中学校・1年 社会(地理的分野) 神奈川県相模原市立旭中学校 田中 伸一
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 □展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 ■繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
正面に投影された地図をなぞるうちに大まかな世界地図を描けるようになる。生徒が喜々として白地図の線をなぞったり,赤道や大陸名を記入すること請け合いである。

単元名
「世界地図の描き方」
学習指導要領との対応:
内容 (1) 世界と日本の地域構成
 世界の地域構成
地球儀や世界地図を活用し,緯度と経度,大陸と海洋の分布,主な国々の名称と位置などを取り上げ,世界の地域構成を大観させる。
(ア)  地球上の位置関係と水陸の分布
地球儀や世界地図を活用し,緯度と経度,時差,大陸と海洋の分布などを取り上げ,生活舞台としての地球を大観させ,地球的規模での位置関係をとらえる基礎的な技能や知識を身に付けさせる。

指導目標
(1) この授業の中で,生徒の関心を高める工夫をすることを考える。そのため,世界地図の投影法などの高度な内容は取り上げない。また,緯度と経度,時差などについては単に数量的な取り扱いにとどめず,関心を高める工夫をする。
(2) 地球表面の姿を大まかにとらえ,現代世界の地理的認識を深める上での座標軸となる知識や技能を身に付けさせる。
(3) 地球儀や世界地図の活用についてはそれらの長短に留意して読みとりを中心とし,さらに様々な世界地図が掲載されている地図帳の適切な活用方法を身に付けさせる。
(4) 地球上に位置を緯度と経度を用いて表せるようにするとともに,北半球と南半球といった大まかなとらえ方もつかませる。
(5) 日常生活の場面との関わりの中で,緯度と経度や本初子午線・日付変更線などを取り上げ,時差についても,国際化した生活場面と関連づけてつかませる。
(6) 特に本時は「大陸と海洋の分布」地球規模の位置関係をつかむ基礎として六大陸と三大洋の大まかな形状と位置関係をとらえさせる。

指導計画
(1) 壁(正面黒板)に貼った白模造紙に世界地図をプロジェクタで投影し,簡易的かつ,大まかな世界地図の描き方を提示する。(教員)
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
プロジェクタの光源をふさぎ,できばえを見る。
白模造紙を貼り直し,生徒にやらせてもよい。
(2) 指名された生徒が白模造紙に描かれた世界地図に,赤道・本初子午線・日付変更線・六大陸名・三大洋名等を記入する。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(3) 題名を記入して,教室内に掲示する。
(4) 各自プリントに世界地図を描く。
地図帳から輪郭を写し取る作業で十分である。

指導上の留意点
世界地図の描き方を一斉授業で確認できると同時に,授業を展開しながら,まとめのプリント作成にも取り組むことができる。
積極的な教材の工夫をすること。
(今まで作り上げてきた教材にITの光を当てることで生徒の興味・関心をさらに引き立てると考える。)
新しい学習教材・コンテンツの試みと導入を図り,自分の授業に使える工夫を考えること。
授業内容を生徒の学習視点(目の高さ)に立つ中で進める努力を行うこと。

参考資料
世界地図は,Webサイトに多くあるので,授業内容に適したデジタルコンテンツをプロジェクタで投影し,授業を展開していくと良い。

IT授業実践ナビ〜授業でITを使ってみませんか〜