具体的な実践事例
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  高等学校 生物I 沖縄尚学高等学校 上杉 兼司
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り ■体験の代行 ■その他〔体験〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
プレゼンテーションソフトを利用して生徒に驚きを与える実験を組み込んだ授業実践例。残像を体験し,それから錐体細胞のはたらきを考える。

単元名
「神経系とそのはたらき」
内容 (2) 環境と生物の反応 ア 環境と動物の反応
(イ)  刺激の受容と反応

指導目標
受容器としての目に興味を持たせ,その仕組みを理解する。

指導計画
(1) プレゼンテーションソフトを用い,プロジェクタに映し出される三原色を注視させ,残像現象を体験させる。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) なぜ残像現象が起こるのか,なぜ残像には補色が見えたのかを考えさせる。光の三原色(テレビの発色の仕組み)や虹をヒントにする。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(3) 3種類の色を判断する光受容細胞(錐体細胞)が関わることを,理解させる。
(4) Webページを利用し,紫外線を観ている昆虫の話と花の色などの話題を提供する眼の構造,錐体細胞,桿体細胞,網斑,黄斑などの構造や仕組み,遠近調節の仕組みなどを,黒板とデジタルコンテンツをプロジェクタで投影したものを併用して,理解させる。

指導上の留意点
(1) 実験が成功するためには,全員がしっかりとスクリーンを注視しなければならないので,生徒の集中力が持つように,興味を持たせるようにする。
(2) 実際の授業では,ディスプレイをルーペで拡大したものをビデオクリップにして,生徒に見せた。
(3) 既成のデジタルコンテンツは立体構造がよくわかるものがあるが,それだけでは,かえって構造がわかりにくく,生徒もノートをとれないいことがあるので,黒板にも模式図を書き,合わせて立体的な画像をスクリーン上で見せるとよい。
(4) 紙ベースの図説では,生徒が下を向いてしまうが,プロジェクタを使えば全員が前を向いた状態で説明でき,生徒を把握しやすいので,(2)に留意しながら,紙ベースの図説にかわるものとして,プロジェクタの利用をお勧めする。

参考資料
(1) 情報処理振興事業協会
  コンピュータ教育開発センター「教育用画像素材集」
 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
(2) 富士通研究所「カラーマネージメントシステム・小話3」
 http://www.labs.fujitsu.com/gijutsu/color/koba3.html
(3) 横浜市立大学蜷川研究室「アゲハの色覚」
 http://papilio.sci.yokohama-cu.ac.jp/research.htm
(4) 横澤文男「紫外線カラー写真」
 http://www.ne.jp/asahi/photo/uv.index.htm/index.htm

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