具体的な実践事例
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  高等学校 数学II 沖縄県立那覇国際高等学校 安里 美香
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 ■コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 ■個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 □展開 □まとめ ■その他〔発展及び深めの学習〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け □教員の説明資料 ■学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 ■その他〔資料収集〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
フリーウェアのデジタルポートフォリオソフト「デジポケッツ」を使うことで,短時間に情報を集めプレゼンテーションができ,いつもと違う数学の一面に触れることができた。

単元名
「微分積分」
数学の歴史においてもっとも創意工夫に富んだ世紀であり,社会変化も激しいこの時代に作られた微積分学の数学史を調べることを通して,数学に対する興味関心を高める。
学習指導要領との対応:
内容 (4) 微分・積分の考え

指導目標
数学そのものの理解ばかりの授業が大半を占めている。数学を用いた人,研究した人またはその時代の数学研究機関などを調べることで,数学も時代と共に,その時代の社会の中にあって受け継がれてきたもののひとつであることに気づかせる。そして,数学が社会にとってなんであるかを考えるきっかけをつくる。

指導計画
(1) 教員側のほうでいくつかの良質の関連サイトを示し,そこを出発点とし,微積分の発展に寄与した人物を調べる。今回の実践では,情報収集及びプレゼンテーションのツールとして,デジポケッツを利用した。 (2時間)
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) 調べたことをまとめ発表する。(3時間)
相互評価として,「へぇ,そうなんだ!!」と思わせる内容だったかどうかで,10点満点でポイントをつけ,初めて知ったことや面白いと思ったことをメモするという簡単なスタイルをとった。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
ビデオクリップサムネール3
ビデオ300k ビデオ150k
 

指導上の留意点
(1) 生徒の調べが軌道に乗りやすくするため,あらかじめ教員のほうで参考サイトを示す。そして,生徒の活動が軌道に乗ってきたら,生徒の活動がなるべく広がるようなアドバイスにこころがけ,こちらでレールを引き過ぎないように注意する。
(2) 短時間で調べて発表をするということで,デジポケッツを利用した。インターネットのサイトをブラウジングしながら情報を収集し,集めた情報を並び替え,コメントを考え,すぐに発表するということができ,とてもよかった。

参考資料
(1) 数学セミナー 100人の数学者 古代ギリシャから現代まで
(2) 数学史を数学教育に活用する視点 千歳北陽高等学校 熊田達夫
 http://www.nikonet.or.jp/spring/Mhistory/Mhistory.htm
(3) 筑波大学数学教育学研究室 平成13年3月 中学校・高等学校数学科教育課程開発に関する研究(8) 世界の教育課程改革の動向と歴史文化志向の数学教育
 −代数・幾何・微積 For Allプロジェクトの新展開−
(4) 筑波大学数学教育学研究室代数・幾何・微積 For Allプロジェクト
 http://130.158.186.230/forAll/index.html
(5) 数学史資料抜粋
 http://www.math.h.kyoto-u.ac.jp/~takasaki/soliton-lab/chron/has-hist/index.html
(6) 数学史 数学ってなんだろう
 http://www007.upp.so-net.ne.jp/shizune/education/gennba-suugakusi.htm
(7) 数学博物館
 http://mathmuse.sci.ibaraki.ac.jp/
(8) フリーウェアのデジタルポートフォリオソフト「デジポケッツ」
 http://yo-ara.net/dpf/dpf.htm

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