具体的な実践事例
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  高等学校 日本史A 東京学芸大学附属高等学校 安井崇
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
概説的な歴史授業の中で地域史料を扱ったWebページを利用して,授業に変化を与えるとともに,内容の臨場感を高める実践である。

単元名
「自由民権運動の展開と十四年政変」
学習指導要領との対応:
日本史A 内容 (1) 歴史と生活 オ 地域社会の変化
(2) 近代日本の形成と19世紀の世界 イ 明治維新と近代国家の形成

指導目標
(1) 五日市憲法草案を読んで自由民権運動の国民運動的広がりと思想的展開を理解するとともに,その歴史的・地理的背景について考える。

指導計画
(1) 「坂東千年王国分国多摩川流域」の中にある「深沢家屋敷跡」「深沢家土蔵」の写真を見せ,この土蔵から「五日市憲法草案」が発見されたことを説明する。「案 内図」(リンクされている)を見せて場所を確認する。
(2) 「まさやんのページ」の中にある「私擬五日市憲法草案について」を見せながら,五日市憲法の内容と成立の経緯,当時の五日市の状況について説明する(板書・プリントを併用)。
 
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
 
(3) 全国的な私擬憲法作成の状況と五日市憲法制定の位置付けを説明する。
(4) 授業で使用したWebページのトップページを見せて,どのようなページか紹介する(多摩川流域に関する幅広い情報が得られる)。

指導上の留意点
(1) 博物館などの公共機関や個人のWebページで,さなざまな地域の史跡や史料をカラー写真つきで手軽に見ることができる。「五日市憲法」に限らず,それらを活用することにより通史的な授業のなかにも地域の視点や史料を調べる楽しみを導入できる。教室でのネット接続が無理ならば,事前にダウンロードしておけばよい。可能な環境があれば5(3)の部分は,授業で概説的な知識を与えた上で,Webページを使った個別学習をさせると一層効果的だろう。

参考資料
(1) 坂東千年王国分国多摩川流域〜五日市憲法
 http://hon.web.infoseek.co.jp/tama/aki/a004/a004t.htm
(2) まさやんのページ〜私擬五日市憲法草案について
 http://home.interlink.or.jp/~jho-masa/ituka1.htm

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