具体的な実践事例
小学校 中学校 高校 特別支援教育 活用ポイントで探す オススメ 初心者向け Top
  高等学校 世界史A 神奈川県立湯河原高等学校 大嶽真康
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 ■学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
世界史学習における情報や画像を収集する手段としてインターネットのWebサイトを活用し,それをワープロソフトに転載することで,課題学習におけるレポート作成上の情報収集を容易にし,課題に対する考察を深めることができる。

単元名
「世界商業の時代」
学習指導要領との対応:
内容 (2) 一体化する世界 イ アジアの諸帝国とヨーロッパの主権国家体制

指導目標
(1) 17〜18世紀に成立した世界規模の交易ネットワークはヨーロッパ人の日常生活に大きな影響を与えた。例としてイギリスにおける紅茶の定着を考察する。

指導計画
(1) イギリスで,紅茶に砂糖を入れて飲む習慣が成立し,定着するまでの歴史を概説する。
 
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
 
(2) 紅茶の歴史に関連する語句を以下の3つの群に分け,生徒は班をつくってインターネットを利用した用語検索を行う。
1.イギリスでの紅茶の定着
2.奴隷労働による西インド諸島での砂糖生産
3.中国や日本からの輸入を経て,ヨーロッパでの磁器生産確立
(3) インターネットによる検索・調査をすすめ,Webサイト上の説明文や関連する画像をワープロソフトに転載しながら,レポートを作成する。
 
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
 
(4) 群ごとに報告レポートを,ワープロソフト上で作成して提出。最後に,教員がレポートを紹介しつつ,歴史の全体像を把握できるように総括する。
 
ビデオクリップサムネール3
ビデオ300k ビデオ150k
 

指導上の留意点
(1) 世界史に関連する語句をインターネット上で検索する場合,Yahooなどで一般的に検索する方法と,世界史に関連したWebサイトをあらかじめ指定しておいて,そこから検索させる方法の2種類がある。前者の場合は,歴史的視点での検索に導くためにきめ細かい指導が必要になるが,内容は豊富である。また,世界史に関連するWebサイトでは英文のものが優れており,英語力のある生徒にはそれを紹介するのも,興味を喚起するであろう。

参考資料
(1) Yahooのカテゴリーから「歴史」「世界史」のリンク集
http://dir.yahoo.co.jp/Arts/Humanities/History/World_History/
(2) Exciteのカテゴリーから「歴史」「世界史」のリンク集
http://www.excite.co.jp/education_school/cultural_science_art/history/the_world_history/
integrated_information
(3) 「紅茶の歴史」
http://www.ayati.com/TEA/REKISI.HTM
(4) 「The History of Tea」
http://www.stashtea.com/facts.htm

IT授業実践ナビ〜授業でITを使ってみませんか〜