具体的な実践事例
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  高等学校 日本史B 東京都立北多摩高等学校 若菜初
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン ■電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
電子ホワイトボードを活用して,一斉授業を行う一方法である。高校日本史においてのIT活用法として,参考にしていただけると幸いである。

単元名
「満州事変と政党政治の終末,国家主義思想の高まり」
学習指導要領との対応:
内容 (6)  両世界大戦期の日本と世界 ウ 第二次世界大戦と日本

指導目標
昭和初期の恐慌を背景に,国家主義の台頭による軍部の政治的進出や恐慌による経済政策などについて考察し,理解させることを目標とする。指導に際しては,プロジェクタからスクリーン(電子ホワイトボード)に提示された静止画,動画(事前に教材として作成しておく)を用いる。本時は,軍部の大陸での行動と国内での軍部の台頭の経過を考察し理解させることをねらいとする。その際自作のワークシートも活用する。(普通教室の一斉授業で実践する。)

指導計画
(本時は全8時間中の第2時間目)
(1)
授業の最初に,前時の内容(世界恐慌と日本)について,確認する。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2)
昭和恐慌を脱するために軍部が中国大陸で行ったことを理解させる。その際, 中国の地理も生徒に確認させる。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(3) その頃,国内で起きた国家主義の台頭に関する事件を当時の新聞で確認させ,政党政治の終わりと軍部の台頭を理解させる。
(4)
最後のまとめは,スライドを空白にしておき,板書事項を書き込み,理解させる。
ビデオクリップサムネール3
ビデオ300k ビデオ150k

指導上の留意点
(1) 電子ホワイトボードを利用する場合は,生徒に積極的に電子ホワイトボードへの書き込みを行わせると,生徒の授業への興味・関心が倍増する。
(2) 板書事項がスクリーン上に映されるので,一人一人の生徒が個に応じた学習を行うとともに,知識理解の定着を図るために,ワークシートを積極的に活用する。
(3) 動画は別にファイルを作り,授業の最初または最後に導入・まとめとして活用する。
(4) スライドを作成するときには,教室後方の座席に着席している生徒にも理解できるような,大きな文字,鮮明な画像を用意する。

指導上の留意点
  教科書(日本史B)・資料集(図説日本史)
使用する静止画像が教科書・副教材(資料集)からの利用である場合は,教科書会社から転載許可を得ることが必要となる。動画は,コンピュータ教育開発センター(CEC)の素材集の活用が便利。

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