具体的な実践事例
小学校 中学校 高校 特別支援教育 活用ポイントで探す オススメ 初心者向け Top
  高等学校 物理I 東京学芸大学教育学部附属高等学校 川角博
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 ■個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 ■まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け □教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り ■体験の代行 ■その他〔データの分析〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット ■デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
様々な路線の列車の速度計の動画クリップをWeb上に用意してあるので,生徒(班)ごとに分析データを選べる。また,複数の速度計データとインターネットなどからの地図とを合わせて考えると,その加速度の意味が見えてくる。

単元名
「運動の表し方」
学習指導要領との対応:
内容 (3)  運動とエネルギー ア 物体の運動 (イ) 運動の表し方

指導目標
実際の列車の運動から,運動を数量的に表す方法と,その諸量としての速度,加速度などについて理解する。

指導計画
3種類の列車のv-tグラフを描き,これと車窓からの風景から,該当するコース(路線)のv-tグラフを見つける作業をする。
(1)
列車のスピードメータのビデオからv-tグラフを作る。
ネットワーク上のビデオクリップから列車のスピードメータを3種類選び,一定時間ごとのスピードメータの指示を読み,表計算ソフトに入れてv-tグラフを描く。
資料画像1
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) 列車の運転席からの風景ビデオクリップを見て,v-tグラフとの関連をつける。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(3) (1)で用いたコースのv-tグラフとどの風景ビデオクリップが対応するかを考察する。この判断から,運動を数量的に表す諸量として,位置,変位,距離,速さ,速度,加速度の必要性について考えさせながら,説明する。

指導上の留意点
v-tグラフの変化と実際の運動とを関連もって理解できる状態にないと,二つのビデオクリップの対応を見抜けない。事前に練習用のビデオクリップを用意しておき,これをもとに解説しておくとわかりやすい。できるだけ生徒の生活に身近な路線を選んで,事前に撮影をしておく。撮影の際には,鉄道会社に許可を得ておく。また,実際の路線距離,列車の質量,路線を含む地図(Webサイトから参照させてもよい)なども入手しておくと,様々な分析に利用できる。

IT授業実践ナビ〜授業でITを使ってみませんか〜