具体的な実践事例
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  高等学校 化学I 私立開成高等学校 内川章
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 ■その他〔化学実験室〕
授業形態 □一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け □教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 ■その他〔課題の達成〕
活用するIT ■コンピュータ □プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
さまざまな種類の酸・塩基や異なる濃度・体積・指示薬の組み合わせで滴定曲線を作成することで,滴定の理論や操作が探究的に理解される。

単元名
「酸・塩基・中和」
学習指導要領との対応:
内容 (3) 物質の変化ア化学反応 (イ) 酸・塩基,中和

指導目標
中和滴定におけるpH変化を視覚的にとらえ,指示薬の選択と酸・塩基の組み合わせなどの関係を理解させる。化学IIにおいては,pH曲線と関係する化学平衡の定量的扱いを理解させる。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
授業風景

指導計画
(1) 滴定曲線の形状観察
  中和滴定の際にpHの値が中和点前後で飛躍することを観察する。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
ビデオクリップサムネール3
ビデオ300k ビデオ150k
ビデオクリップサムネール4
ビデオ300k ビデオ150k
滴定曲線描画
滴定曲線描画操作
指示薬と酸・塩基の定数
をしている様子
(2) 酸・塩基の強弱による中和点のpH変動観察
  酸・塩基の強弱で中和点のpHの値が変わることを観察する。
(3) 指示薬選択の理解
  中和点と指示薬の変色域から,適切な指示薬を選択しなければならないことを視覚的に理解する。
(4) 中和の体積関係の理解
  酸・塩基の価数,濃度と中和に要する体積の関係を理解する。
(5) 酸・塩基水溶液における電離平衡の理解
  酸・塩基水溶液のpHが電離平衡に基づいて決まることを理解する。
 
滴定曲線作成の画面の画像   初期値設定の画面の画像
滴定曲線作成の画面   初期値設定の画面
     
作成した数種のグラフの画像 作成した数種のグラフ

(1)ア−キNaOH + HCl  (2)イ−カNa2CO3 + HCl
(3)ウ−キNH3 + HCl (4)エ−オCH3COOH + NaOH

 課題シート

「滴定曲線」プログラムの実習      組  番 氏名 
       
 ○操作については,操作マニュアル参照のこと
 ○「初期値設定画面」での変更データは保存しないこと
 1.滴定曲線と指示薬
 以下の酸・塩基の組み合わせで滴定曲線を作成する。
 指示薬の変色により,中和点を知ることができることを確かめる。
 ア.NaOH + HCl イ.Na2CO3 + HCl ウ.NH3 + HCl
 エ.CH3COOH + NaOH  オ.H2SO4 + NaOH 
◆前者をビーカーに,後者をビュレットにとる。
 濃度は0.1mol/l,ビーカー側の体積は10.0ml ,指示薬はMOまたはPPとする。
 2.酸・塩基の濃度とpHの関係
 酸または塩基を濃度を変えてビーカーに入れ,スタートのpHを読みとる。
mol/l
HCl
CH3COOH
NaOH
NH3
 
1.0
 
 
 
 
 
0.1
 
 
 
 
 
0.01
 
 
 
 
 
0.001
 
 
 
 
 
0.0001
 
 
 
 
 
 3.電離定数とpHの関係
 酢酸(濃度0.1mol/l)の電離定数を適当に変え,スタートのpHを読みとる。
電離定数
1.0
1.0×10-1
1.0×10-3
1.0×10-5
1.0×10-7
pH
 
 
 
 
 

 4.指示薬の変色域
 架空の指示薬Xの変色域,酸性色,塩基性色を決め, 指示薬1.2に登録して, 3のどれかを滴定してみる。結果を作図する。


参考資料
(1) http://members.jcom.home.ne.jp/3234763001/
(2) http://www008.upp.so-net.ne.jp/kaisei_c/

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