具体的な実践事例
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  高等学校 理科総合A 北海道月形高等学校 松本雅彦
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 ■その他〔実験室〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 □展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 ■その他〔注意事項〕
活用するIT □コンピュータ □プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ ■ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
実験の導入で必要な注意事項を短時間でしかもわかりやすく提示できる。したがって生徒の実験時間が多くとれる。

単元名
「液体窒素を使用した実験」
学習指導要領との対応:
内容 (3) 物質と人間生活 ア 物質の構成と変化 (イ) 物質の変化


指導目標
沸点−196℃の液体窒素を使用して,さまざまな物を冷やし,それぞれの物質の状態がどのように変化するかを観察する。

指導計画
(1) 液体窒素の取り扱いについて,ビデオ(筆者作成)を見て確認する。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) 実験の手順に従って班ごとに実験を行う。
例:ア バナナでくぎを打つ。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
花を凍らせる。
エタノールの氷を作り,エタノールの液体に入れる。
輪ゴムを冷やして,引っ張ってみる。
軟式ボールを冷やし,高いところから落とす。
ゴム風船を冷やし,再び常温で温める。
液体酸素をつくる。
マシュマロを冷やし,食べてみる。
乾電池に豆電球をつけて点灯させ,その後電池を冷やす。
マイスナー効果を調べる(演示実験)。



指導上の留意点
液体窒素は扱いを間違えると,凍傷を引き起こすので,ビデオで以下の点を注意させる。
(1) 軍手を使用してはいけない。
(2) 液体窒素を人にかけてはいけない。
(3) 狭い場所,換気の悪い場所に長時間液体窒素を放置してはいけない。
(4) 液体窒素の中に指などを入れない。
(5) 空気を多く含んでいるマシュマロは,冷やしても食べられるが,バナナなどは冷やしてすぐに食べてはいけない。
(6) 冷やしたものを直接手で触らない。

参考資料
(1) 渡辺祐治(1999) 液体窒素を使った実験教材の開発 科学技術教育研究紀要・第9号
(2) Webページ「斎藤の部屋」
http://asaitou-web.hp.infoseek.co.jp

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