具体的な実践事例
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  中学校・3年 理科(第2分野) 宮城県仙台市立折立中学校 齋藤 亘弘
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館 
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 □展開 ■まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 ■振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ □CD-ROM ■スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
意外性のある画像の提示で学習への意欲付けを行うことができる。また,観察者の視点を地球の外においた動画により,理解を深めさせることができる。

単元名
「金星の見え方」
学習指導要領との対応:
内容 
(6)  地球と太陽
身近な天体の観察を通して,地球の運動について考察させるとともに,太陽の特徴及び太陽系についての認識を深める。
イ 太陽系と惑星
(ア)  太陽,恒星,惑星とその動きの観察を行い,その観察記録や資料に基づいて,太陽の特徴を見いだし,恒星と惑星の特徴を理解するとともに,惑星の公転と関連付けて太陽系の構造をとらえること。

指導目標
金星の形や見かけの大きさの変化を,金星の公転と地球の位置関係から理解させる。

指導計画
(1) 理科ねっとわーく デジタル教材「宇宙と天文」の「金星の姿(三日月形)」の画像を見せ,見かけの形や輝く様子から,本時の学習への興味をもたせる。
(2) 「Views of the Solar System」の「自転する金星」の動画を見せ,金星が球形の天体であることを視覚的にとらえさせる。
(3) 「国立天文台」の「金星の見かけの形の変化」の画像を見せ,本時の学習課題「金星の見え方と地球との位置関係」を提示する。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(4) 豆電球(太陽)やポリスチレンの白球(金星)を使ったモデル実験により,金星の見え方の変化と地球との位置関係の関わりについて調べさせる。
(5) IPA教育用画像素材集 理科「地球と宇宙」の「金星の満ち欠け」の動画を用いて,金星の公転による見え方の変化について説明する。さらに,アストロディスクマガジン「スタークリック!」の「内惑星の明るさと大きさの変化」の画像により,内惑星の見え方について確認させる。
ビデオクリップサムネール2
ビデオ300k ビデオ150k
(6) 「お星様とコンピュータ」の「今日の金星の見え方」と「惑星の位置」により,本時の学習内容について確認させる。

指導上の留意点
三日月形の金星を提示すると,ほとんどの生徒は月を連想する。自転している金星の動画を提示すると,驚きの声があがる。これにより,学習課題への動機付けができる。また,金星の公転と見え方の変化を説明する動画の提示により,両者の関わりを感覚的にとらえさせることができる。

参考資料
(1)
「理科ねっとわーく デジタル教材「宇宙と天文」」
 http://www.rikanet.jst.go.jp/
画像1
出展元:独立行政法人科学技術振興機構
理科ねっとわーくより転載許可
(2)
「Views of the Solar System」
 http://www.solarviews.com/cap/venus/vidven1.htm
(3)
「国立天文台」
 http://www.nao.ac.jp/pio/SolSys/Venus/venus_v.jpg
画像3
(4)
「IPA教育用画像素材集 理科「地球と宇宙」」
 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/d-etu1/d-sor1/d-ten1/IPA-etu160.htm
画像4
(5)
「アストロディスクマガジン「スタークリック!」」
 http://www.starclick.ne.jp/backnumber/1999Win/qanda/nai/nai.html
(6)
「お星様とコンピュータ」
 http://www2d.biglobe.ne.jp/~hasegawa/hoshi/

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