具体的な実践事例
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  養護学校(中学部) 国語 茨城県立下妻養護学校 高倉 大
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 □教員 ■学習者 □両方 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 ■動機付け □教員の説明資料 □学習者の説明資料 ■繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔テレビ〕

セールスポイント
教室に配置されているパソコン(生徒の障害の状態に応じてデスクトップ・ノートパソコンの使いやすい物を使用)やプロジェクタを利用し,活動の結果が提示されることでゲーム性を高め,集中力を持続させる効果がある。

単元名
「パソコンを使ってみよう」
学習指導要領との対応:
(養護学校・知的障害) 内容 (4)
簡単な手紙や日記などの内容を順序立てて書く。

指導目標
(1) スイッチの入れ方・切り方やキーボードの配列などを覚え,パソコンの基本的な使い方を知ることができる。
(2) ワープロ機能の簡単な操作を覚え,簡単な文章を作ることができる。

指導計画
(1) 拡大したキーボードのイラストを生徒に提示し,「あ」や「か」などがキーボードのどこにあるかを当てるゲームを行う。
(2) 一人に1台のパソコンを準備する。絵カードを提示し,パソコンで単語を入力する。数問行い,答え合わせをする。
(3) パソコンしりとりゲームを行う。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
1台のパソコンをプロジェクタに接続,ワープロソフトをスクリーンに投影し,生徒全員が見えるようにする。ゲームは4〜6人の少人数で行い,1台のパソコンで交代しながら単語を入力していく。


指導上の留意点
 肢体不自由のある生徒にとって,パソコンなどの機器は他者とのコミュニケーションを図る上で重要な意思伝達装置の一つである。今回の単元に関しては,パソコンを将来に見据え,コミュニケーションの道具としての可能性を広げることを目的に単元を設定している。
 実際に授業を行ってみて,生徒の多くはパソコンに対する興味・関心が高く,インターネットやゲームなどには集中して取り組むことができた。しかしキーボードの配列を覚えることに関しては集中力の持続が難しかったため,ゲーム性を取り入れて生徒が楽しくキーボードの配列を覚えたり,文字を打ったりすることができるよう工夫した。単なる遊びにならないよう留意しながら,ゲーム性を取り入れるなど集中力が持続できるような工夫を随所に入れていくと効果的である。

参考資料
神戸ポートネット(キーボード画像)
http://www.portnet.ne.jp/~haya-ki/web/keybord2.htm

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