具体的な実践事例
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  小学校・5年 算数 三重県明和町立明星小学校 上部 貴夫
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 ■まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 □学習者 □両方 □その他〔 〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 □動機付け ■教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 ■モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起□比較 □振り返り ■体験の代行 ■その他〔課題解決の実験〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
算数の計算の数操作を,ワープロソフトやプレゼンテーションソフトといったソフトウェアを利用して作成したタイルと水槽図という半具体物を,液晶プロジェクタを使ってのスクリーン投射で説明・提示し,その計算方法の理由の理解を進めた実践である。

単元名
「小数の割り算」
学習指導要領との対応:
内容 A 数と計算 (3)
 小数の乗法及び除法の計算の仕方を考え,それらの計算ができること。また,余りの大きさについて理解すること。

指導目標
(1) 小数÷小数(整数)の計算の意味や計算の仕方を理解する。(知識・理解)
(2) 乗数が小数(整数)の場合でも,既習である「単位当たり量」の考え方をもとにして乗法の式に表そうとする。(関心・意欲・態度)
(3) 小数÷小数(整数)の計算ができる。(表現・処理)

指導計画
(1) 小数÷小数の問題(問題(6) 6.72÷3.2)を提示。
(2) プロジェクタで投影したプレゼンテーションソフトのプレゼンテーションをもとに答えを求める。
(3) 小数÷小数の計算(問題(7) 2.76÷2.3)を提示。
(4) プロジェクタで投影したプレゼンテーションソフトのプレゼンテーションをもとに答えを求める。
(5) パソコン操作から求めた2つの問題の答えと実際に自分で筆算してみての計算のやり方から「計算方法」を考える。
(6) 小数÷小数の計算(問題(9) 2.583÷1.23)を提示。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(7) 実際に計算をして答えを求めるとともに,プロジェクタで投影したプレゼンテーションソフトのプレゼンテーションをもとに答えを求める。

指導上の留意点
除法の計算の仕方は,比較的記憶しやすい形のものである。したがってこれによって計算結果を求めることも,それほど難しいものではない。しかし,この仕方で答えを求められる理由を理解していない場合も多く,算数・数学の楽しさやおもしろさを感じないまま計算練習をする中で,算数・数学嫌いをつくることになってはならないと思う。したがって,「計算の方法」を自ら見つけるということにこだわり,既習事項や除法の性質を用いて考えること,折り紙タイルという半具体物を使ったり,ワープロソフトやプレゼンテーションソフトといったソフトウェアを利用して作成した画像を,液晶プロジェクタを使ってのスクリーン投射での説明と基本事項の確認を行ったりして,その計算方法の理由の理解を進めることが大切であると考えている。


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