具体的な実践事例
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  小学校・2年 図画工作 熊本大学教育学部附属小学校 村上 正祐
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □両方 □その他〔 〕
ITを活用する目的 □課題の提示 ■動機付け □教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 ■モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 ■その他〔試行錯誤しながら表現〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 ■デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
(1)  恐竜の画像を図鑑からスキャナで読み込んだり,Web上から集めたりして収集する。それをプロジェクタで映して全体やグループで鑑賞させ,恐竜のアイデアを考えさせる。
(2)  子どもが描いた絵を使ってお話づくりをして場面をつくり,それをデジタルカメラで撮影する。4枚の画像をプレゼンテーションソフトに貼り付けて発表会をする実践である。

単元名
「恐竜デジタル紙芝居を作ろう」
学習指導要領との対応:
第1学年及び第2学年 内容 A 表現 (2)
 感じたことや想像したことなどを絵や立体に表したり,つくりたいものをつくったりするようにする。

指導目標
(1) 恐竜の画像を見て発想を広げ,自分のオリジナルの恐竜を考えて表現する。
(2) つくった恐竜や登場人物を使ってお話をつくり,その場面をデジタルカメラを使って撮影し,鑑賞して楽しむ。

指導計画
(1) 教師自作のデジタル紙芝居を見せて表現の意欲をもたせる。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
恐竜の画像をプロジェクタで映して鑑賞させた後,いろいろな恐竜の画像を見て自分のオリジナルの恐竜のアイデアを考え,アイデアスケッチに描かせる。


(2) 恐竜や登場人物を描かせる。
本実践では,恐竜の模様をお絵かきソフトでつくり,それをプリントアウトしたものにペンで恐竜を描かせた。それを切り抜いて,動かしながら大まかなストーリーを考えさせた。その際,デジタルカメラで撮るので,4つの場面をつくるよう指示しておいた。
 
(3) 恐竜や登場人物を使って場面をつくりデジタルカメラで撮影させる。
切り抜いた恐竜や絵を床や色画用紙などの上に置いて,デジタルカメラで撮影させる。4人グループに1台ずつあると,操作方法をお互いに教えあって撮影することができる。ここでは,一人4枚の写真をお話の順序に沿って撮らせた。
 
ビデオクリップサムネール2
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(4) プレゼンテーションソフトに貼り付けた画面を見ながら,お話づくりをさせる。
子どもが撮影した画像データを教師が取り込んで,プレゼンテーションソフトに貼り付ける。
 
(5) 友だちと発表会をさせて鑑賞させる。
 
ビデオクリップサムネール2
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子どもたちが考えた恐竜


指導上の留意点
コンピュータを使っていろいろな画像を見せることは子どもたちの意欲を高め,アイデアを考えるのに役立つ。また,デジタルカメラで撮影することは何度でもやりなおしがきくので,子どもたちも安心して取り組むことができる。
  本実践では,マイクロソフト社のパワーポイントを使用した。保存する際にフォーマット形式をパワーポイントスライドショーにする。こうすることで,編集画面ではなく,子どもがクリックすればスライドショーが始まり,2年生でも扱える。

参考資料
恐竜の画像は図鑑からスキャナで読み込んだり,インターネットのgoogleのイメージ検索で集めたりすれば比較的容易に数多く集めることができる。

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