具体的な実践事例
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  高等学校 植物バイオテクノロジー 広島県立高陽東高等学校
 川本 中・中村 文恵・沖田代秀臣
IT活用のポイント
授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館 □運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 □一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他〔 〕
ITを主に活用する者 □教員 ■学習者 □両方 ■その他〔他校の教職員(授業参観者〕
ITを活用する目的 □課題の提示 □動機付け □教員の説明資料 ■学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 □比較 □振り返り □体験の代行 ■その他〔他校の教職員との情報交換〕
活用するIT ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ ■インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー □その他〔 〕

セールスポイント
近隣の学校にも案内して他校の生徒にも実験・実習に参加してもらった高大連携型の授業をインターネットによるテレビ会議システムを使って公開した実践である。

単元名
「細菌の遺伝子組換え実験」
学習指導要領との対応:
内容 (4) 植物の遺伝情報の利用
  遺伝子組換えの仕組み

指導目標
  育種や医薬品の製造に利用されている遺伝子組換えについて,実験・実習を行い,基礎的な知識と技能を習得する。

指導計画
(1) コンピュータによるプレゼンテーションソフトを使い,高校で行っているバイオテクノロジーに関する学習活動の様子を発表させる。
 
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(1)生徒自己紹介
(2)植物の組織培養について
(3)大腸菌の検出実験について
(4)遺伝子の本体を究明した実験について
(5)生物の発光について
(6)細菌の遺伝子組換えについて
(2) 大学教員に生徒の学習経験を踏まえて,細菌の遺伝子組換え実験の理論についての講義の後,実験・実習の指導をしてもらう。
 
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(1) 蛍光タンパク質を生産するクラゲの遺伝子を,大腸菌に導入する。
(2) 遺伝子を導入した大腸菌を培養する。
(3) 遺伝子を導入された大腸菌は蛍光タンパク質を生産する。
(4) 大腸菌を培養した培地に紫外線を照射すると,生産された蛍光タンパク質が蛍光を発する。
(5) このことにより,大腸菌に蛍光タンパク質を生産する遺伝子が組み込まれたこと,すなわち,遺伝子組換えが起きたことを確認する。


指導上の留意点
   近年,大学の遺伝子研究センターで「中学校・高等学校でできる遺伝子実習」のモジュールが開発された。
 そこで,このモジュールの中から「大腸菌の遺伝子組換え実験」を選び,大学教員を指導者としてお招きして実施することにした。
 実施にあたり,生徒にこれまでの学習の成果をプレゼンテーションソフトを使って発表させ,大学教員に評価してもらった。また,それを踏まえて,講義や実験・実習の指導をしてもらった。
 そして,この授業の実践については,テレビ会議システム導入校に案内し,インターネットを使って配信を行い,教育情報の共有化を図った。

参考資料
  広島大学自然科学研究支援開発センター平成15年度遺伝子研修会
「中学校・高等学校でできる遺伝子実習」テキスト(山下一郎・田中伸和・北村憲司)

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