具体的な実践事例
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  知的養護学校 中学部1年 自立活動 国立大学法人滋賀大学教育学部附属養護学校 山田朋子
IT活用のポイント
授業場所 ■普通教室 ■コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館
□運動場 □屋外 □その他〔 〕
授業形態 □一斉学習 □グループ学習 ■個別学習 □補習 □その他〔 〕
ITを活用する場面 ■導入 □展開 □まとめ ■その他〔日常生活の場面〕
ITを主に活用する者 ■教員 ■学習者 ■その他〔学習者のまわりのもの〕
ITを活用する目的 ■課題の提示 ■動機付け □教員の説明資料 □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 ■モデルの提示 □失敗例の提示 ■体験の想起 ■比較 ■振り返り □体験の代行 □その他〔 〕
活用するIT □コンピュータ □プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □デジタルコンテンツ □CD-ROM □スピーカー ■その他〔VOCA〜チープトーク4〕

セールスポイント
音声代替機器を使うことで,自分の思いを相手に伝えたり,コミュニケーションのおもしろさを体験したり,自分から楽しんで要求行動が出せる実践である。

単元名
「表現しよう!〜したい!」
学習指導要領との対応:自立活動
内容 5 コミュニケーション


指導目標
VOCA(Voice Output Communication Aids)を使用することで自発要求行動がとれる,コミュニケーションのおもしろさが広がる,自発的な発語が促される,Yes,Noの意思表示ができる。

指導計画
(1) VOCAを押すと言葉や音楽が流れることを知り,選択して押す。
・ VOCAに本人の大好きな音楽を入れ,押すことで音が流れることを一緒に楽しむ。  
・ 本人が自分でボタンを押す。
・ いくつかのボタンから選択して自分でやりたいボタンを押す。
ビデオクリップサムネール1
ビデオ300k ビデオ150k
(2) 要求したい動作やカードをVOCAに貼り付け,必要な要求を押して伝える。
ビデオクリップサムネール2
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(3) 自分だけでなく,要求を相手に伝えようとする。
ビデオクリップサムネール3
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指導上の留意点
(1) VOCAは30種類以上があり,使用する児童生徒にどの種類のものが合うかについては,支援者が体験してあらかじめ調べることが大事である。
(2) 音をふき込むときに,「本人がよく使用している言葉」「楽しくなるような言葉」「人間関係を作る言葉」を入れることを心がけ,押したら音が鳴るという楽しみを共有するところから始めるといい。
(3) 支援者の思いや本人の思いが共有できるような楽しい活動を作ったり,クラス集団にも波及できる言葉を入れたりするといい。

参考資料
こころWebのサイト
http://www.kokoroweb.org/

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