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小学校理科

「生き物のくらし」で一年間の変化をデジタルカメラで記録し,変化の様子を比較しよう
第4学年「生き物のくらし」

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▲同じ場所から撮影を続けたびわの木。若葉の様子,花が付く様子など季節による違いがよく分かる。上が6月中ごろ,中は12月初旬,下は1月末の様子。

ポイント1:同じ場所から撮影する

一年間観察,記録を続けていく場所を決め,そこから,同じように写真を撮って記録していきましょう。

まわりの様子なども分かり,大きさの比較もしやすくなります。建物や目印になるものを写真に入れたり,動かないポイントを見つけたりして毎回そこから写真を撮るなど,子どもにもわかりやすい方法で場所をきめましょう。

北側から写すと太陽の逆光で,画面が暗くなることがあります。なるべく太陽を背中にできるような場所から写すように促していきましょう。

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▲定規をいっしょに写したり,身長と比べたりしてみるのも大きさを知るのに役立ちます。
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ポイント2:ものを使って大きさを比べる

葉や植物だけを写真いっぱいの大きさで撮影すると,その葉の大きさや植物の背丈は分かりません。写真を撮るときに,大きさを示すものもいっしょに写しておくと,成長のようすがよく分かります。定規をいっしょに撮ったり,みんなが大きさをよく知っているものを隣に並べて撮影したりするなど工夫してみましょう。

背丈の大きな草花は,人の身長や,まわりの建物と比べて撮影しておくといいでしょう。

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▲日付ごとにフォルダを分けています。

ポイント3:フォルダを使って分類する(日付ごとに分ける)

まず,写真をコンピュータに取り込みましょう。児童が撮影した画像は,コンピュータに取り込んでおきます。後ですぐに画像が見られるように,日付をつけたフォルダごとに整理しておきましょう。

何日分も一度にしないで,撮影した日にすぐ取り込みましょう。一年間にわたって写真を継続的にとり続けるため,画像の整理が必要になります。一番簡単な整理の仕方は撮影した日付で分けることです。日付のフォルダを作って,その日に撮影した写真はその日のフォルダに取り込みます。例えばフォルダ名は40511(2004年5月11日)のように一目で分るようにしておくよいでしよう。

後ですぐに分かるように取り込む段階で整理しておきましょう。

 
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▲木や草の種類ごとにフォルダを分けています。

ポイント4:フォルダを使って分類する(木や草の種類ごとに分ける)

木や草の種類ごとにフォルダを作ることもできます。種類ごとに写真を分け,さらに日付をつけておくとすぐに画像を見つけ出すことができます。

若葉の様子を見たり落葉樹を探したり,同じ季節の植物の様子を比べて見たい場合は日付ごとのフォルダを作って整理していきましょう。一種類の植物の変化の様子を継続的に観察する場合は,植物ごとのフォルダにまとめましょう。

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▲葉の裏表を比べてみます。一般的には葉の表の方が裏側より色が濃く,表面もすべすべしています。また,葉の筋(葉脈)は葉の裏側の方がよく見えることが多いです。
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ポイント5:写真を並べて見よう

季節ごとの自然の変化を見る場合,それぞれの季節の画像を並べて比べることができれば,違いが明確に分かるようになります。同じ場所で撮影した写真を並べて,植物の大きさの変化や成長の様子,ま た,花や色の違いなどを見比べてみましょう。



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