授業でITを使ってみよう  
  Top >Menu >「おもりが動くとき」の実験データを表計算ソフトで処理し,各班のデータを比較してまとめをしましょう : Step3 IT活用のポイント
小学校理科

「おもりが動くとき」の実験データを表計算ソフトで処理し,各班のデータを比較してまとめをしましょう
第5学年「おもりがうごくとき」

前のステップへ ステップ1概要 ステップ2授業準備 ステップ3IT活用のポイント ステップ4工夫・留意点 ステップ5応用事例・参考コンテンツ 次のステップへ

ポイント1:記録用紙を作る

ふりこ・衝突実験とも,一回の実験では不十分なため,何回か実験をした結果の数値を書きこみ,データを平均化する必要があります。ふりこの周期の計測の仕方,衝突の距離のはかり方,またふりこやおもりを離す位置などを統一するために簡単な実験を何回か繰り返しながら,より正確な結果が得られる様な条件回数などを話し合って決めていきます。

調べること,比べることが決まったら,それに合った書式で記録入力画面を作っていきます。回数が分かれば,数値を入力しただけで平均などが出るようにしておきます。平均を出すには,表の枠を作ってから範囲を指定し,関数のAVERAGEを使います。(水色部分)あまり小さな桁数まであっても子どもたちを混乱させるだけです。セルの表示形式を小数第1位までにしておきましょう。

また,条件のセルや平均値のセルに色をつけたり,罫線の太さを変えたりして,区切りが見やすいようにしておきましょう。


▲このページの先頭へ


ポイント2:グラフにしてみる

平均された実験結果が出てきたら、結果から変化の決まりを見つけていきます。結果を棒グラフにして見ると、違いや変化の決まりが一目で分かります。グラフを見てだいたいの決まり、傾向を読み取れるようにしましょう。

グラフは、結果の数値を選んでからグラフウィザードにしたがって描いていきます。ここでは縦軸に結果の数値、横軸には重さを指定し、グラフの目盛りは最大値がグラフいっぱいになり変化の様子がわかりやすいようにつけていきましょう。グラフは表の横に作っておけば、数値を入れるだけで書き換わります。


▲このページの先頭へ


ポイント3:各班の結果を比べる

各班でパソコンに入力した数値データを、一台のパソコンに集めます。プロジェクターを使って大きく映し出し話し合いをしていきます。

同じ実験をした班のデータが出そろったら1つのグラフに重ね合わせて、結果を比べることができるようにしていきます。重ね合わせのグラフは、すべてのデータを指定した上でグラフウィザードの折れ線グラフから同じように選んでいけば簡単に表示することができます。


▲このページの先頭へ


拡大して見る

ポイント4:きまりを見つける

各班の結果を重ね合わすと,だいたい同じ傾向のグラフを描くことができます。そのグラフから,ふりこ・衝突それぞれのきまりを見つけていきます。みんなで一つの画面を見て意見の交換ができる場面です。それぞれの班で,少し違った値が出ていることについては,手元のぶれや測定の際の微妙なずれ(誤差)であることを指摘し,「ほぼ同じになっていること」を確かめ合えるようにしましょう。
▲このページの先頭へ

  戻る 次へ
トップへ メニューへ プラグインに関する情報はこちらへ