授業でITを使ってみよう  
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小学校理科

直接見ることができない,上空からの雲画像をインターネットで取り込み,表計算ソフトを使って,天気や気温の変化と組み合わせて整理する
第5学年「天気の変化」

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▲子どもとつくる観測用紙

▲プリント設定画面

ポイント1:観測用紙をつくろう

観測用紙を作成する際には,子どもたちと話し合って決めた「観測の項目」を縦に,「観測する日」を横にならべて作成していきます。継続観察を効率的に行うためには,このような枠組みを作成して,子どもが計画的な見通しを持てるようにすることが大切です。

このとき,観測する時刻を決めたり,担当する子どもを決めたりしておくとより確かな観測ができます。

セルの大きさの目安は次の通りです。
・列の幅:左端項目が6.5,5日分の観測欄が各22
・行の高さ:雲画像とアメダスは135,その他は32
・文字の大きさ:18ポイント

セルの大きさが上記のとき,「プリントプレビュー(プリント設定)」画面で,A4で80%,左右の余白を0.5mmずつに設定すると,5日分の観測用紙が1枚に印刷できます。観測用紙は,プリントアウトして子どもに記入させてもかまいませんが,教室や理科室のコンピュータに直接入力させると,いつでも見たり印刷したりして,より共有しやすいデータになります。
 

▲セルの設定画面

▲数値を入れるセルの設定

表計算ソフトで,データを整理するために下記の手順でセルの設定をします。
・ 設定するセルの範囲をドラッグして,範囲選択をします(このとき,セルの色が変わります)
・ 「書式」から「セル」を選択します。
・ 「配置」のタグをクリックして,「縦位置」,「横位置」を「中央揃え」にします(センタリングになります)。

数値を入力するセルは,もう一度範囲選択をし直して,上記の方法で「書式」から「セル」を選択し,「表示形式」のタグをクリックします。「分類」の中から「数値」を選びます。小数点以下の桁数を1に設定すると,小数第1位までの数字が入るようになります。

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▲観測の記録用紙

ポイント2:観測結果を記録しよう

子どもたちが収集してくるデータは,観測によるものの他に,インターネットを利用して得た雲やアメダスの画像があります。ITを活用することにより,画面上で画像と数字を簡単に配列することができ,そこから変化の様子を読み取る資料を作成することができます。

保存した雲画像をそのまま「コピー&ペースト」して,画像の大きさを調節する方法もありますが,この方法だと貼り付けた画像が大きすぎて,メールなどで送りにくいという欠点があります。図形処理ソフトを使うと,セルのサイズに合わせた画像に縮小することがで きます。

 



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ポイント3:天気予報をしてみよう

1週間分のデータが整理できたら,雲の動きの規則性や,雲と天気の関係を話し合ってみましょう。雲が西から東へ動いていることや,雲がかかっているところの天気はくもりや雨になっていることを確かめ合いましょう。直接観測した天気や気温の変化と,インターネットで収集した雲画像やアメダスの情報とを結びつけてとらえることで,予報に対して,より確かな根拠を持つことができるでしょう。
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